悲しんでいたいだけで

(きょうかいせんをひっぱってゆうれいふねにのったって)

境界線を引っ張って　幽霊船に乗ったって

(なにもしらないせかいがきらいで)

何も知らない世界が嫌いで

(さんざんだってげんじょうにがんばったってじゅんゆうしょう)

散々だって現状に　頑張ったって準優勝

(さからったかんじょうになぎもないている)

逆らった感情に凪も泣いている

(うかんでしまうのはなかみがないから)

浮かんでしまうのは　中身がないから

(しずんでしまうのはかかえていたいから)

沈んでしまうのは　抱えていたいから

(よどんでしまえたらなにもみえないから)

淀んでしまえたら　何も見えないから

(あふれてしまうのはかなしんでたいだけで)

溢れてしまうのは　悲しんでたいだけで

(かなしんでたいだけでかなしんでたいだけで)

悲しんでたいだけで　悲しんでたいだけで

(まっていたんだあさがくることを)

待っていたんだ朝が来ることを

(しずんでよどんでまどろんでいた)

沈んで 淀んで 微睡んでいた

(わかっていたんだよるがくることを)

分かっていたんだ 夜が来ることを

(ゆらいであふれて)

揺らいで溢れて

(じくがぶれだしていきもできなくて)

軸がブレ出して　息も出来なくて

(ひとごとみたいなせかいがこわくて)

他人事みたいな世界が怖くて

(しけるゆめごこちおぼれてたまゆら)

時化る夢心地　溺れてたまゆら

(わたしがいらないせかいがきらいで)

私が要らない世界が嫌いで

(かなしんでたいだけでかなしんでたいだけで)

悲しんでたいだけで　悲しんでたいだけで

(きょうかんなんてほっといてかんじょうぜんぶはいたって)

共感なんてほっといて　感情全部吐いたって

(なにもしらないせかいがきらいで)

何も知らない世界が嫌いで

(すいへいだってげんじょうになにやったってじゅんゆうしょう)

水平だって現状に　何やったって準優勝

(さからったはんしょうになにをもとめてる)

逆らった反証に何を求めてる

(うかんでいたいのはなかみがないから)

浮かんで痛いのは　中身がないから

(しずんでいたいのはかかえていたいから)

沈んで痛いのは　抱えていたいから

(よどんでいたいのはなにもみえないから)

淀んで痛いのは　何も見えないから

(あふれていたいのはかなしんでたいだけで)

溢れて痛いのは　悲しんでたいだけで