Lucent Wish

(たったひとつきがついたわたしのあるりゆう)

たったひとつ気が付いた　わたしの在る理由

(きみがきえてしまわぬようきっとかなえるためにある)

きみが消えて仕舞わぬよう　きっと叶えるために在る

(じのねいろはむじょうにめぐりさびついたはりうごかしつづける)

時の音色は　無情に巡り　錆び付いた　針動かし続ける

(まわればうたをわすれるひとはめをそがれさまようかばね)

廻れば謳を　忘れる人は　眼を殺がれ　彷徨う屍

(しゃようにないたとりはおちいくやけおちるけがれたうるしはね)

斜陽に啼いた　鳥は墜ち逝く　焼け落ちる　穢れた漆羽根

(くもまのつきをあおがずはしるきょみちにはしゅうちゃくちはない)

雲間の月を　仰がず奔る　虚道には　終着地は亡い

(かしなきおかたつわびしいしゃは)

瑕疵無き丘立つ　侘しい社は

(わたしはただこのばしょでよいづきうつしたかみさびたばしょ)

私はただ　この場所で　宵月映した　神錆びた場所

(てをつないできみといたかった)

手を繋いで　君と居たかった

(”ｌｕｃｅｎｔｍｙｗｉｓｈ”)

"Lucent my wish"

(しんじたありかすてれば)

信じた在り処棄てれば

(とうめいなほのこんいよるがあけるときづいた)

透明な仄昏い夜が明けると気付いた

(ねがいはただしえないあしたをにらみそまりいく)

願いはただ　視得無い明日を睨み　染まり行く

(しののめへはしる)

東雲へ奔る

(もとのいろもわすれますみのかがみそめるしゅのは)

元の色も忘れ　真澄の鏡染める朱の葉

(あかさびたはがあきをふかめる)

赤錆びた葉が秋を深める

(やそがみあおぐひいろのしゃのいただきにひびくわらいこえ)

八十神仰ぐ緋色ノ社の　頂に響く嗤い声

(かしなきやまたつはなやぐしゃは)

瑕疵無き山立つ　華やぐ社は

(わたしはただこのばしょであきぞらうつしたかみさびたばしょ)

私はただ　この場所で　秋空映した　神錆びた場所

(てをつないできみといたかった)

手を繋いで　君と居たかった

(”ｌｕｃｅｎｔｍｙｗｉｓｈ”)

"Lucent my wish"

(とうめいなねがいはそまり)

透明な願いは染まり

(とうめいなほのこんいよるのとばりがまたくる)

透明な　仄昏い夜の帳がまた来る

(ねがいはただしえないそらをのろい)

願いはただ　視得無い空を呪い

(そまりいくきょみちにおちていく)

染まり行く　虚道に墜ちて逝く

(もとのいろもわすれかしなくそびえるきゅうてんのしゃは)

元の色も忘れ　瑕疵亡く聳える　九天の社は

(わたしはただこのばしょでこころをうつしたかみさびたばしょ)

私はただ　この場所で　心を映した　神錆びた場所

(てをつないできみといたかった)

手を繋いで　君と居たかった

(”ｌｕｃｅｎｔｍｙｗｉｓｈ”)

"Lucent my wish"

(はかないねがいのさびた)

儚い願いの錆びた

(とうめいなほのぐらいよるはおわらないままで)

透明な　仄暗い夜は終わらないままで

(ねがいはただくだけたこころさがす)

願いはただ　砕けた心探す

(そまりいくかみさびたばしょで)

染まり行く　神錆びた場所で

(もとのいろもわすれたったひとつきがついた)

元の色も忘れ　たったひとつ気が付いた

(わたしのあるりゆうきみがきえてしまわぬよう)

わたしの在る理由　きみが消えて仕舞わぬよう

(きっとかなえるためにある)

きっと叶えるためにある