年寄り

(おもしろいこせいてき)

面白い...個性的...

(わるくないといえるようなきがする)

悪くないと言えるような気がする

(でもわらえないか)

でも笑えないか？

(ほらみろ)

ほら見ろ

(としよりれいこくたんきな)

年寄り　冷酷短気な

(としより)

年寄り...

(ごかいがうまれた)

誤解が生まれた

(うまいぶんしょうあじがある)

上手い文章　味がある

(たいくつだとはおもえない このてがみよむのは)

退屈だとは思えない この手紙読むのは

(でもどことなくどこかおかしい)

でもどことなく　どこかおかしい

(しらがか)

白髪か...

(なんでそうなるんだ)

なんでそうなるんだ？

(しらがでおまけによぼよぼ)

白髪でおまけにヨボヨボ...

(でもへんじかくきない)

でも返事書く気ない

(わたしのぎむじゃない)

私の義務じゃない

(このこはかなりやっかい)

この子はかなり厄介

(おとこのこはきいてこないひとのとしやかみのいろ)

男の子は聞いてこない人の歳や髪の色

(かれらはてがかからない)

彼らは手がかからない

(かのじょのがいけんがわたしにとってじゅうようでないように わたしのだってどうでもいいはずじゃないか)

彼女の外見が私にとって重要でない様に 私のだってどうでもいい筈じゃないか

(かのじょがいろじろかいろぐろか でぶなのかやせなのかちびかのっぽか)

彼女が色白か色黒か デブなのか痩せなのかチビかのっぽか

(そんなことはしらないししりたくもない)

そんなことは知らないし知りたくもない

(それがなんだっていうんだ)

それが何だって言うんだ

(かのじょにはあたまがある それこそがじゅようなんだ)

彼女には頭がある それこそが需要なんだ

(ずのううぃっと そしておそれをしらないぶんしょうのきりかえし)

頭脳　ウィット そして恐れを知らない文章の切り替えし

(ちゃんすをあたえられるのにふさわしいこなんだ)

チャンスを与えられるのにふさわしい子なんだ

(さいこうきゅうのきょういくうけ はじめてのしょうせつかきあげたらだいせいこう)

最高級の教育受け 初めての小説書きあげたら大成功

(そしていちりゅうまちのわだい せかいがほこるらいたー)

そして一流　街の話題 世界が誇るライター

(むねあつくしてみまもろう)

胸熱くして　見守ろう

(なのりはせずに)

名乗りはせずに

(ただおんなのこぎらいなとしよりのまま)

ただ女の子嫌いな年寄りのまま