あなたの目の色

(とにかくよそうにはんしてかれは とてもやさしいひとだということがわかりました)

とにかく　予想に反して彼は とても優しい人だということが分かりました

(あのひとはほんとうににんげんらしくて ちっともぺんどるとんっぽくないの)

あの人は本当に人間らしくて ちっともペンドルトンっぽくないの

(やさしいあさぐろいかお)

優しい浅黒い顔

(そしてぱっとおもてにはでないけれど)

そしてパッと表には出ないけれど

(くちのはしっこがもちあがる さいこうにおかしいふくみわらい)

口の端っこが持ち上がる 最高におかしい含み笑い

(あなたみたいわかいときの)

あなたみたい　若い時の

(すこしかわったところが)

少し変わったところが

(でもどうしておもいだすの)

でもどうして思い出すの

(まだいちどもあったことないひとを)

まだ一度も会ったことない人を

(ねえついしん もしここにあなたがいたならさいこう)

ねえ　追伸 もしここにあなたがいたなら最高

(だってついしん しることができる)

だって　追伸 知ることができる

(あなたのめのいろを)

あなたの目の色を

(むかいあうかふぇのてらす)

向かい合う　カフェのテラス

(みつめるちゃいろいひとみ)

見つめる茶色い瞳

(だでぃきいてほしかった)

ダディ　聞いて欲しかった

(はずむかいわ めるヴぃるほいっとまんゆめじゃない)

弾む会話 メルヴィル　ホイットマン　夢じゃない

(ねえついしんうでくんでほしい)

ねえ　追伸　腕組んで欲しい

(かれがしたみたいに)

彼がしたみたいに

(そうあるきながらみつめる)

そう歩きながら見つめる

(あなたのめのいろを)

あなたの目の色を

(むかしからのしんゆうみたい)

昔からの親友みたい

(わらってくれるひどいじょーく)

笑ってくれるひどいジョーク

(おとなになったいまはもう)

大人になった今はもう

(おとなになった)

大人になった

(こころにきざまれたはじめてあっただんせい)

心に刻まれた　初めて会った男性

(あとでじゅりあおかんむり)

あとでジュリア　おかんむり

(かれさよならさえいわずかえったから)

彼さよならさえ言わず　帰ったから

(ああついしん ねむれないふしぎ)

ああ　追伸 眠れない　不思議

(どうでもいいはずよ)

どうでもいいはずよ

(どうでもいいこと)

どうでもいいこと

(いつのひにかあなたが)

いつの日にかあなたが

(みつめてくれるなら)

見つめてくれるなら

(だでぃみつめてほしい)

ダディ　見つめて欲しい