Apostasy

(いまもえさかるつぐないのせんしは)

今燃え盛る償いの戦士は

(いさみつどうばしょでにくしみをうちとる)

勇み集う場所で憎しみを討ち取る

(ほむらのちながすともいたみすらわすれても)

焔の血流すとも　痛みすら忘れても

(たたかいはおわらないいのちあるかぎり)

戦いは終わらない　命ある限り

(そのあいをつらぬいて)

その愛を貫いて

(たとえてあしがやみにおちしんぴにうらぎられようと)

例え手足が闇に堕ち　神秘に裏切られようと

(なかまのもとへいくさだめおって)

仲間のもとへ往く定め負って

(ぼくらはぜんせんにたってたがいのこえにひびきあう)

僕らは前線に立って　互いの声に響き合う

(いみなどないあらそいだと)

意味などない争いだと

(わかりながらとものために)

理解りながら友のために

(だいちをゆらしふるいたつぐんぜい)

大地を揺らし奮い立つ軍勢

(ひらめきのやいばにあまぎりをちらせる)

閃きの刃に雨霧を散らせる

(にくえんをきりさいてけだかさをうばいあう)

肉縁を切り裂いて気高さを奪い合う

(こんとんのかいらいにのしかかるたいぎ)

混沌の傀儡に伸し掛かる大義

(なげきにかられながら)

歎きに駆られながら

(れんさするいかりのかせにめぐりめぐりおそわれても)

連鎖する怒りの枷に　巡り巡り襲われても

(いきるすべならばとこころとじて)

生きる術ならばと　心閉じて

(けがれたてつくずのうちでゆめみのうたをくちずさむ)

穢れた鉄屑の内で　夢見の歌を口ずさむ

(すくいのないしゅらのみちに)

救いのない修羅の道に

(ひとすじのひかりをだいて)

一筋の光を抱いて

(まぶたのうらにひめたべつせかい)

瞼の裏に秘めた別世界

(てばなしたつるぎははなにかわりさいた)

手放した剣は花に変わり咲いた

(あまきかぜにあめつちかがやき)

甘き風に天地かがやき

(あおくもえてへいわをみちびく)

碧く萌えて平和を導く

(おそれのないやすらかなときが)

怖れのない安らかな時が

(くるひをいのって)

来る日を祈って

(がれきとむくろにうもれたなかまのこえもたえはてる)

瓦礫と骸に埋もれた仲間の声も絶え果てる

(つめたいしじまへとみをふせれば)

冷たい静寂へと身を伏せれば

(よつゆをふるわせるうたがきえいぬゆめをよびさます)

夜露を震わせる歌が消えいぬ夢を呼び覚ます

(こえのぬしにかかえられていきたいとねがった)

声の主に抱えられて生きたいと願った

(たとえてあしがやみにおちしんぴにうらぎられようと)

例え手足が闇に堕ち　神秘に裏切られようと

(のこされたひかりにむくいるため)

遺された光に報いるため

(ぼくはこのさきのちへいでとむらいのひをまもるから)

僕はこの先の地平で　弔いの灯を衛るから

(いのちかけてこえていこうあらたなみらいへと)

命懸けて越えて往こう　新たな未来へと

(いまはねむるとものために)

今は眠る戦友のために