ゴールテープ

(もうむりだいっぽもうごけない)

もう無理だ　一歩も動けない

(ごーるてーぷはどこにあるの？)

ゴールテープは何処にあるの？

(あしもとにちらばっているがれきのようなねがいたち)

足元に散らばっている　瓦礫のような願いたち

(ひろいあつめつなぎあわせてみたって)

拾い集めつなぎ合わせてみたって

(もうもとにもどることはないって)

もうもとに戻ることはないって

(ほうりなげてねころんでみても)

放り投げて寝転んでみても

(あおぐそらはあのひのまま)

仰ぐ空はあの日のまま

(そうげんをかけるかぜそっとゆれながら)

草原を駆ける風　そっと揺れながら

(りんとさきながらひかりはまだきえないんだ)

凛と咲きながら　光はまだ　消えないんだ

(きっときっとそのてに)

きっときっと　その手に

(せかいじゅうでたったひとつのかがやきを)

世界中でたった一つの輝きを

(しんじたゆめじのあしあとおわらないあしたへ)

信じた夢路の足跡　終わらない明日へ

(あゆみをとめたらすべてはそこでおわるだろう)

歩みを止めたら　全てはそこで終わるだろう

(ねぇうそだこれはげんじつじゃない)

ねぇ嘘だ　これは現実じゃない

(とおくみえるよなにげないひび)

遠く見えるよ　なにげない日々

(ありふれたはなししていたまようことのないえがおたち)

ありふれた話していた　迷うことのない笑顔達

(なにができる？おもいめぐらせてみたって)

何ができる？思い巡らせてみたって

(ふあんばかりつのってあせって)

不安ばかり募って焦って

(てさぐりでたぐりよせてみても)

手探りで手繰り寄せてみても

(あかつきにこたえもないまま)

暁に答えもないまま

(こうえんをはしるあさかわらずあらわれこころはあらわれ)

公園を走る朝　変わらず現れ　心は洗われ

(あさひがまたつつみこむんだ)

朝陽がまた　包み込むんだ

(ずっとずっとこのむねに)

ずっとずっと　この胸に

(えがいてきたただひとつのすてーじを)

描いてきた　唯一つのステージを

(しんじてくれたひとがいるふりむくなきのうを)

信じてくれた人がいる　振り向くな昨日を

(ためらうときのなかそれでもたゆまずすすもう)

ためらう時間(とき)の中　それでも弛まず進もう

(あめあがりのあすふぁるとさかみちをかけあがるときらめいているあしもと)

雨上がりのアスファルト　坂道を駆け上がると　煌めいている足元

(どんなこんなんもこえてゆくんだ)

どんな困難も　越えてゆくんだ

(こんなもんじゃない)

こんなもんじゃない

(きっときっとこのてに)

きっときっと　この手に

(せかいじゅうでたったひとつのかがやきを)

世界中でたった一つの輝きを

(しんじたゆめじはあとすこしごーるてーぷはそこに)

信じた夢路はあと少し　ゴールテープはそこに

(あゆみをとめたらすべてはそこでおわるだろう)

歩みを止めたら　全てはそこで終わるだろう

(きみがふみだすときすべてはそこからはじまるさ)

君が踏み出すとき　全てはそこから始まるさ