あの夏が飽和する

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プレイ回数78難易度(3.9) 60秒 歌詞 かな 長文モード可
楽曲情報 あの夏が飽和する。  作詞カンザキイオリ  作曲カンザキイオリ
※このタイピングは「あの夏が飽和する。」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(きのうひとをころしたんだきみはそういっていた)

「昨日人を殺したんだ」君はそう言っていた

(つゆどきずぶぬれのまんまへやのまえでないていた)

梅雨時ずぶぬれのまんま部屋の前で泣いていた

(なつがはじまったばかりというのにきみはひどくふるえていた)

夏が始まったばかりというのに君はひどく震えていた

(そんなはなしではじまるあのなつのひのきおくだ)

そんな話で始まるあの夏の日の記憶だ

(ころしたのはとなりのせきのいつもいじめてくるあいつ)

「殺したのは隣の席のいつもいじめてくるあいつ

(もういやになってかたをつきとばしてうちどころがわるかったんだ)

もう嫌になって肩を突き飛ばして打ちどころが悪かったんだ」

(もうここにはいられないとおもうしどっかとおいとこでしんでくるよ)

「もうここにはいられないと思うしどっか遠いとこで死んでくるよ」

(そんなきみにぼくはいったそれじゃぼくもつれてって)

そんな君に僕は言った「それじゃ僕も連れてって」

(さいふをもってないふをもってけいたいげーむもかばんにつめて)

財布を持ってナイフを持って携帯ゲームもカバンに詰めて

(いらないものはぜんぶこわしていこう)

いらないものは全部壊していこう

(あのしゃしんもあのにっきもいまとなっちゃもういらないさ)

あの写真もあの日記も今となっちゃもういらないさ

(ひとごろしとだめにんげんのきみとぼくのたびだ)

人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ

(そしてぼくらはにげだしたこのせまいせまいこのせかいから)

そして僕らは逃げ出した この狭い狭いこの世界から

(かぞくもくらすのやつらもなにもかもぜんぶすててきみとふたりで)

家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と二人で

(とおいとおいだれもいないばしょでふたりでしのうよ)

遠い遠い誰も居ない場所で二人で死のうよ

(もうこのせかいにかちなどないよ)

もうこの世界に価値など無いよ

(ひとごろしなんてそこらじゅうわいてるじゃんか)

人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか

(きみはなにもわるくないよきみはなにもわるくないよ)

君は何も悪くないよ 君は何も悪くないよ

(けっきょくぼくらだれにもあいされたことなどなかったんだ)

結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ

(そんないやなきょうつうてんでぼくらはかんたんにしんじあってきた)

そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた

(きみのてをにぎったときかすかなふるえもすでになくなっていて)

君の手を握ったときかすかな震えもすでに亡くなっていて

(だれにもしばられないでふたりせんろのうえをあるいた)

誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた

(かねをぬすんでふたりでにげてどこにもいけるきがしたんだ)

金を盗んで二人で逃げてどこにも行ける気がしたんだ

(いまさらこわいものはぼくらにはなかったんだ)

今更怖いものは僕らにはなかったんだ

(ひたいのあせもおちためがねもいまとなっちゃどうでもいいさ)

額の汗も落ちたメガネも今となっちゃどうでもいいさ

(あぶれもののちいさなとうひこうのたびだ)

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ

(いつかゆめみたやさしくてだれにもすかれるしゅじんこうなら)

いつか夢見た優しくて誰にも好かれる主人公なら

(きたなくなったぼくたちもみすてずにちゃんとすくってくれるのかな)

汚くなった僕達も見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな

(そんなゆめならすてたよだってげんじつをみろよしあわせの)

そんな夢なら捨てたよ だって現実を見ろよ幸せの

(よんもじなんてなかったいままでのじんせいでおもいしったじゃないか)

四文字なんてなかった今までの人生で思い知ったじゃないか

(じぶんはなにもわるくねえとだれもがきっとおもってる)

自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる

(あてもなくさまようせみのむれに)

あてもなく彷徨う蝉の群れに

(みずもなくなりゆれだすしかいに)

水もなくなり揺れ出す視界に

(せまりくるうおにたちのどごうに)

迫り狂う鬼たちの怒号に

(ばかみたいにはしゃぎあいふときみはないふをとった)

バカみたいにはしゃぎあいふと君はナイフを取った

(きみがいままでそばにいたからここまでこれたんだ)

君が今までそばに居たからここまでこれたんだ

(だからもういいよもういいよ)

だからもういいよもういいよ

(しぬのはわたしひとりでいいよ)

死ぬのは私一人でいいよ

(そしてきみはくびをきったまるでなにかのえいがのわんしーんだ)

そして君は首を切った まるで何かの映画のワンシーンだ

(はくちゅうむをみているきがしたきづけばぼくはつかまって)

白昼夢を見ている気がした気づけば僕は捕まって

(きみがどこにもみつからなくってきみだけがどこにもいなくって)

君がどこにも見つからなくって 君だけがどこにも居なくって

(そしてときはすぎていったただあついあついひがすぎてった)

そして時は過ぎていったただ暑い暑い日が過ぎてった

(かぞくもくらすのやつらもいるのになぜかきみだけはどこにもいない)

家族もクラスの奴らもいるのになぜか君だけはどこにも居ない

(あのなつのひをおもいだすぼくらいまもいまでもうたってる)

あの夏の日を思い出す僕ら今も今でも歌ってる

(きみをずっとさがしているんだきみにいいたいことがあるんだ)

君をずっと探しているんだ君に言いたいことがあるんだ

(くがつのおわりにくしゃみしてろくがつのにおいをくりかえす)

九月の終わりにくしゃみして六月の匂いを繰り返す

(きみのえがおはきみのむじゃきさはあたまのなかをほうわしている)

君の笑顔は君の無邪気さは頭の中を飽和している

(だれもなにもわるくないよきみはなにもわるくはないから)

誰も何も悪くないよ君は何も悪くはないから

(もういいよなげだしてしまおう)

もういいよ投げ出してしまおう

(そういってほしかったのだろうなあ)

そう言って欲しかったのだろう なあ