Ginger lily

(ねえじんじゃーきかせて)

ねえジンジャー聴かせて

(いつかのうたわすれてしまった)

いつかの歌忘れてしまった

(くすんだそらをながめながら)

くすんだ空を眺めながら

(こきゅうをとめていた)

呼吸を止めていた

(そうぞうしてしょうもうしててばなしたいものだらけ)

想像して消耗して　手放したいものだらけ

(しょうそうもげんかいで)

焦燥も限界で

(ゆめがからまってるゆうだちをまってる)

夢が絡まってる　夕立を待ってる

(つまらないひとりごとためいきもながしてしまおう)

つまらない独り言　ため息も流してしまおう

(ごみだらけのまちひびわれてるあすふぁると)

ゴミだらけの街　ひび割れてるアスファルト

(ねむれないよるかぞえながら)

眠れない夜数えながら

(ねえじんじゃー)

ねえジンジャー

(かこなどくだらないさとわらいとばせば)

過去などくだらないさと笑い飛ばせば

(しょってるもんもちょっとかるくなるかな)

背負ってるモンもちょっと軽くなるかな

(たしょうむりもあるけど)

多少無理もあるけど

(らんぼうなしょうどうでさまになるほどきようじゃない)

乱暴な衝動でサマになるほど器用じゃない

(ごうおんでごまかすだけ)

轟音で誤魔化すだけ

(ごせんふじょうおどってるゆうだちがうたってる)

五線譜上踊ってる　夕立が歌ってる

(おぼえのないふれーずがこきゅうとはもっていく)

覚えのないフレーズが呼吸とハモっていく

(あたまのうらがわおしこんでかぎかけても)

アタマの裏側　押し込んで鍵かけても

(にじまないぎたーこころをかきみだすんだ)

滲まないギター　ココロをかき乱すんだ

(おもいでむなしくさわぎだすのは)

思い出虚しく騒ぎ出すのは

(おもいでなんかじゃなかったから)

思い出なんかじゃなかったから

(こころのうちがわまがったないふでこじあけて)

ココロの内側　曲がったナイフでこじ開けて

(よごれたなみだながれたならあふれたなら)

汚れた涙流れたなら　溢れたなら

(ゆめがからまってるみらいはきょうをまってる)

夢が絡まってる　未来は今日を待ってる

(つまらないうたこそでかいこえでうたってやろう)

つまらない歌こそでかい声で歌ってやろう

(ひとだらけのまちいろづいてくあすふぁると)

人だらけの街　色づいてくアスファルト

(おわらないよるかぞえたなら)

終わらない夜　数えたなら

(さあじんじゃーにじまないおもいをうたってみるから)

さあジンジャー　滲まない想いを歌ってみるから