青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ

(このなまえのゆらいをむかしははがいってた)

この名前の由来を　昔母が言ってた

(そんなりっぱにいきれるはずないじしんもない)

そんな立派に生きれるはずない　自信もない

(つよくなりたかったころなにかにさからいはしった)

強くなりたかった頃　何かに逆らい走った

(かなしみをおぼえてさけんだあのひはおぼえてる)

悲しみを覚えて叫んだあの日は憶えてる

(１３１４１５さいこどもあつかいしないでって)

13.14.15才　子供扱いしないでって

(せのびをしたまいにちにつまさきがにじんだ)

背伸びをした毎日につま先が滲んだ

(１８１９２０さいなにもかもがあたらしく)

18.19.20才　何もかもが新しく

(であうものすべてがきらり)

出会うもの全てがキラリ

(はかなくかがやいた)

儚く輝いた

(だいにぼたんのようにせいしゅんじだいをささげた)

第二ボタンのように 青春時代を捧げた

(ほつれたいととぬけがらのようこころおいてきぼり)

ほつれた糸と抜け殻の様　心置いてきぼり

(ひとりでいきていくいみだれかといきていくいみ)

一人で生きていく意味 誰かと生きていく意味

(すこしずつわかってきたころおおきなわかれもあり)

少しずつわかってきた頃 大きな別れもあり

(２３２４２５さいなにがやりたいかわからず)

23.24.25才　何がやりたいかわからず

(なまえもしらぬだれかとあかすよるもあった)

名前も知らぬ 誰かと明かす夜もあった

(２８２９３０さいとうとうあのときおもってた)

28.29.30才　とうとうあの時思ってた

(おとなになったんだけどなぁ)

「大人」になったんだけどなぁ

(まだまだあおいな)

まだまだ青いな

(ふりかえるとどこかにてをのばしたくなるような)

振り返るとどこかに　手を伸ばしたくなるような

(なにかをおいてきてしまったような)

何かを置いてきてしまったような…

(５３５４５５さいなるころぼくはだれかと)

53.54.55歳　なる頃 僕は誰かと

(てをとりあえていますか)

手を取り合えていますか？

(おしえてしりたくない)

教えて 知りたくない。

(ながくてみじかいじんせいでむねにひかるだいにぼたん)

永くて短い人生で　胸に光る第二ボタン

(もしもらうことあったならそっとしまっておこう)

もし貰うことあったなら　そっとしまっておこう

(せいしゅんはやりなおすものじゃなくやきつくものなんだ)

青春はやり直すもの　じゃなく焼き付くものなんだ

(こころにいきつづけている)

心に生き続けている

(あのひのぼくら)

あの日の僕ら