Gum Tape

(まだおぼえてる)

まだ覚えてる

(まんねりでーとのすぱいすに)

マンネリデートのスパイスに

(くうちょうがきいたふどうさんや)

空調が効いた不動産屋

(なんかにやにやしてたのしそうなきみをみてると)

なんかニヤニヤして楽しそうな君を見てると

(ぼくもきになるまどりとか)

僕も気になる間取りとか

(がいかんがいまどきとか)

外観が今どきとか

(きめてはそうこんびにそば)

決め手はそうコンビニ側

(みらいしかなかった)

未来しかなかった

(まだおぼえてる)

まだ覚えてる

(はじめてかぎをあけたはじまりのあのひをいまでも)

初めて鍵を開けた始まりのあの日を今でも

(まどをあけたかぜ)

窓を開けた風

(だんぼーるだらけのへやで)

ダンボールだらけの部屋で

(さっきかったかっぷをあけて)

さっき買ったカップを開けて

(こーひーをのもう)

コーヒーを飲もう

(あしたもそのあすもまた)

明日もその明日もまた

(かきたしていこう)

書き足していこう

(わすれないでせめてわすれないで)

忘れないで　せめて忘れないで

(このあいはたしかにあったんだと)

この愛は確かにあったんだと

(ぼくらをつないでいたものはいとよりももろいｇｕｍｔａｐｅ)

僕らを繋いでいたものは糸よりも脆いGumTape

(だんぼーるにつまったわらいごえがあふれてく)

ダンボールに詰まった笑い声が溢れてく

(「きっとこれでいいんだろう」このじかんいまごろ)

「きっとこれでいいんだろう」　この時間今頃

(きみはきみはだれかとにもつをまってる)

君は　君は　誰かと荷物を待ってる

(まだおぼえてる)

まだ覚えてる

(あのよるのけんか)

あの夜の喧嘩

(ぶつかることにあいをかんじていた)

ぶつかる事に愛を感じていた

(じょじょにひびわれたふたりのせいかつ)

徐々にひび割れたふたりの生活

(ひとこと「もうやめませんか」)

一言「もうやめませんか」

(ぼうぜんとしたよここはとりかご)

呆然としたよ　ここは鳥かご

(いったいだれなの？きみはいったいだれなの？)

一体誰なの？　君は一体誰なの？

(まだおぼえてる)

まだ覚えてる

(あっけなくどんちょうはさがっていった)

あっけなく緞帳は下がっていった

(ぜんぶなさけなくかんじてわらえないちゃばんだった)

全部情けなく感じて笑えない茶番だった

(しょせんどらまのようにはいかないと)

所詮ドラマのようにはいかないと

(だいさんしゃのようにこころをまもった)

第三者のように心を守った

(わすれないでせめてわすれないで)

忘れないで　せめて忘れないで

(このあいはたしかにあったんだと)

この愛は確かにあったんだと

(こぼれるおもいでとともにちぎれたこころのｇｕｍｔａｐｅ)

こぼれる思い出と共にちぎれた心のGumTape

(だんぼーるのなかですてねこみたいにないている)

ダンボールの中で捨て猫みたいに泣いている

(「いっそあわなければ」こたえなんてないだろう)

「いっそ会わなければ」　答えなんてないだろう

(きみはきみはだれかにうわがきされてく)

君は　君は　誰かに上書きされてく

(ぼくにのこされたせかいはぬくもりだけがのこるへや)

僕に残された世界は温もりだけが残る部屋

(だんぼーるにつまったわらいごえがあふれてく)

ダンボールに詰まった笑い声が溢れてく

(「きっとこれでいいんだろう」このじかんいまごろ)

「きっとこれでいいんだろう」　この時間今頃

(きみはきみはだれかとにもつをまってる)

君は　君は　誰かと荷物を待ってる

(ｃａｒｄｂｏａｒｄｌｏｖｅわれものちゅうい)

Cardboard Love 割れ物注意

(ｃａｒｄｂｏａｒｄｌｏｖｅあわないちゅーにんぐ)

Cardboard Love 合わないチューニング

(ｃａｒｄｂｏａｒｄｌｏｖｅわれものちゅうい)

Cardboard Love 割れ物注意

(ｃａｒｄｂｏａｒｄｌｏｖｅこれでおたがいじゆうに)

Cardboard Love　これでお互い自由に