遥か、日常の中で

(たのしそうにわらったっていつも)

楽しそうに笑ったっていつも

(にちじょうはかわんないし)

日常は変わんないし

(しったようになやんでいるだけ)

知ったように悩んでいるだけ

(だんだんちかづいたっていつも)

だんだん近づいたっていつも

(きみにはとどかないし)

君には届かないし

(へいきそうにすごしているだけで)

平気そうに過ごしているだけで

(とおりすぎたかぜ)

通り過ぎた風

(きみのかみゆらした)

君の髪揺らした

(はるかとおくきみをまたさがして)

遥か遠く君をまた探して

(かみしめたそのあじはあわく)

噛み締めたその味は淡く

(あいまいなみらいをただみつめて)

曖昧な未来をただ見つめて

(なんとなくゆめをみるよ)

なんとなく夢をみるよ

(ふあんそうになげいたっていつも)

不安そうに嘆いたっていつも

(うわついたてんかいに)

浮ついた展開に

(なんだかんだとすくわれているから)

なんだかんだと救われているから

(たんじゅんそうにみえたっていつも)

単純そうに見えたっていつも

(おれにはわからないし)

俺にはわからないし

(くやしそうにわらっているだけで)

悔しそうに笑っているだけで

(かぜにとけたおと)

風に溶けた音

(すこしだけふあんで)

少しだけ不安で

(だきしめたいたみをまたならべて)

抱きしめた痛みをまた並べて

(ゆずれないじぶんをこがした)

譲れない自分を焦がした

(かわらないおもいをまたさがして)

変わらない想いをまた探して

(すすみたいきみのもとへ)

進みたい 君のもとへ

(つみとってしまいこんだここで)

摘み取って仕舞いこんだここで

(ひろいあつめたこころのこえはよわく)

拾い集めた心の声は弱く

(ふみだしてあるきだしたおれの)

踏み出して歩き出した俺の

(おもいをのせて)

想いを乗せて

(のばしたこのてとどけいま)

伸ばしたこの手届け 今

(ふわり)

ふわり

(とおりすぎたかぜ)

通り過ぎた風

(きみのかみゆらした)

君の髪揺らした

(はるかとおくきみを)

遥か遠く君を

(きみのそばでおれをまたさがして)

君の側で俺をまた探して

(かみしめたそのあじはあわく)

噛み締めたその味は淡く

(あいまいなみらいをただみつめて)

曖昧な未来をただ見つめて

(なんとなくゆめをみるよ)

なんとなく夢をみるよ