大不正解

(ぼくらはかんぜんむけつじゃない)

僕らは完全無欠じゃない

(げんけいをあいせるわけでもない)

原型を愛せる訳でもない

(このぶざまにうつろうかたちを)

この無様に移ろう形を

(やすいばけのかわを)

安い化けの皮を

(かみつきあい)

噛み付き合い

(はぎとりあって)

剥ぎ取り合って

(たがいをみつけてきたんだろ)

互いを見付けて来たんだろ

(おぎないあうのなんざごめんなんだ)

補い合うのなんざご免なんだ

(さぁすきにおどろうぜ)

さぁ好きに踊ろうぜ

(なにをつくるつもりなんだ)

何を創るつもりなんだ

(じぶんでちらかしたがれきのうえ)

自分で散らかした瓦礫の上

(おなじものをほしがって)

同じ物を欲しがって

(おなじときをすごしたのがうんのつき)

同じ時を過ごしたのが運の尽き

(えんがめにみえりゃもうきっとくさってる)

縁が目に見えりゃもうきっと腐ってる

(ことばはにそう)

言葉は二層

(つらもそう)

面もそう

(ほとけのかおだってさんどまでを)

仏の顔だって三度までを

(てんもんがくてきにこえてくる)

天文学的に超えてくる

(かれいなすてっぷで)

華麗なステップで

(ぼくらはかんぜんむけつじゃない)

僕等は完全無欠じゃ無い

(げんけいをあいせるわけでもない)

原型を愛せるわけでもない

(このぶざまにうつろうかたちを)

この無様に移ろう形を

(やすいばけのかわを)

安い化けの皮を

(かみつきあい)

噛み付き合い

(はぎとりあって)

剥ぎ取り合って

(たがいをみつけてきたんだろう)

互いを見付けて来たんだろう

(おぎないあうのなんざごめんなんだ)

補い合うのなんざご免なんだ

(さぁすきにおどろうぜ)

さぁ好きに踊ろうぜ

(だれになろうとしているんだ)

誰になろうとしているんだ

(さいごはいつもじぶんをうたがわないのに)

最後はいつも自分を疑わないのに

(せなかあわせ)

背中合わせ

(やりのあめ)

槍の雨

(みちずれ)

道連れ

(どろぶね)

泥舟

(おおあたり)

大当たり

(じごくのはてでもとはいったけど)

地獄の果でもとは言ったけど

(ほんとうにつれてくんなよ)

本当に連れて来んなよ

(ぼくらはかんぜんむけつじゃない)

僕等は完全無欠じゃ無い

(げんけいをあいせるわけでもない)

原型を愛せる訳でも無い

(このぶざまにうつろうかたちを)

この無様に移ろう形を

(やすいばけのかわを)

安い化けの皮を

(かみつきあいはぎとりあって)

噛み付き合い剥ぎ取り合って

(たがいをみつけてきたんだろう)

互いを見付けて来たんだろう

(おぎないあうのなんざごめんなんだ)

補い合うのなんざご免なんだ

(さぁすきにおどろうぜ)

さぁ好きに踊ろうぜ

(あつくるしいのなんざごめんなんだ)

暑苦しいのなんざご免なんだ

(まぁすきによべばいい)

まぁすきに呼べばいい