サンダーソニア

(はづきのあめにふまれて)

葉月の雨に踏まれて

(かおるぺとりこーるのなかで)

香るペトリコールの中で

(そだてたつぼみたたえあえば)

育てた蕾讃え合えば

(おなじはなだとかぜがふいた)

「同じ花だ」と風が吹いた

(もっともっとこせいがなくちゃ)

もっともっと個性がなくちゃ

(もっともっとひかりがなくちゃ)

もっともっと光がなくちゃ

(れっとうかんがつめをたててもだいじょうぶだよ)

劣等感が爪を立てても大丈夫だよ

(きっときっとここにさけるはなはほかにないってこと)

きっときっと此処に咲ける花は他にないってこと

(ゆいいつむにどうしさあ)

唯一無二同士　さあ

(めざましもうぼくらはひとりじゃないよ)

芽醒まし　もう僕らは一人じゃないよ

(なつをあみさいたそにあはかぜあやみひびけ)

夏を編み咲いたソニアは風彩み響け

(いろづいたぼくらはまってまって)

色付いた僕らは舞って舞って

(あめをはみさいたそにあはひかりをます)

雨を食み咲いたソニアは光を増す

(ほらたんたんたたたん)

ほら(タンタンタタタン)

(むねをうつおとにたかなって)

胸を打つ音に高鳴って

(やけつくひでりもだえて)

焼け付く日照り悶えて

(ひかりませばかげこくなって)

光増せば影濃くなって

(ないものねだりのそのはてで)

ないものねだりのその果てで

(しかいがゆれるなきかげろう)

視界が揺れる泣陽炎

(きっといんもようもともになくちゃ)

きっと陰も陽も共になくちゃ

(せいすうふすうをかかえなくちゃ)

正数負数を抱えなくちゃ

(みゃくをうてばあがりさがりもまっているだろう)

脈を打てば上がり下がりも待っているだろう

(すぽっとらいとほうわしたうらでてまねくぜつぼうも)

スポットライト飽和した裏で手招く絶望も

(ぜんぶせっとなんだろう)

全部セットなんだろう

(はれまにもぼくらはからせやしないよ)

晴れ間にも僕らは枯らせやしないよ

(あざやかにさしたふれあはひとひらこがして)

鮮やかに差したフレアはひとひら焦がして

(いびついたぼくらもまってまって)

歪いた僕らも舞って舞って

(せいこううきないだそにあはほこりをもつ)

晴好雨奇　凪いだソニアは誇りを持つ

(ほらたんたんたたたん)

ほら(タンタンタタタン)

(つぎへいくおとにたかなって)

次へ行く音に高鳴って

(ぐろりあすふろうはそんなもんか)

グロリアスフロウはそんなもんか

(いびつならいあーらいあー)

歪なライアーライアー

(ふらわーのべつまくなし)

フラワー　のべつ幕なし

(はろーあんどばいでくらいやーらいざー)

ハローアンドバイでクライヤーライザー

(それじゃｒｉｇｈｔｎｏｗｒｉｇｈｔｎｏｗ)

それじゃRight now! Right now!

(うおうさおうすうぃんぐばい)

右往左往スウィングバイ

(ないてわらってさあいこうか)

泣いて笑って　さあいこうか

(いまだくらいまーくらいまー)

今だクライマークライマー

(ふらわーよそはよそだし)

フラワー　余所は余所だし

(１２の３ですてっぱーらいざー)

1・2の3でステッパーライザー

(それじゃｒｉｇｈｔｎｏｗｒｉｇｈｔｎｏｗ)

それじゃRight now! Right now!

(ちかうやくそくのはなを)

誓う約束の花を

(ただここにさいたぼくらはにどとはなれない)

只此処に咲いた僕らは二度と離れない

(ひとつもからさないまってまって)

一つも枯らさない　待って舞って

(へいせいにさいたそにあがかぜにゆれる)

平静に咲いたソニアが風に揺れる

(とばしていこうかいこうかえつを)

飛ばしていこうか　いこうか　悦を

(なつをあみさいたそにあはかぜあやみひびけ)

夏を編み咲いたソニアは風彩み響け

(いろづいたぼくらはまってまって)

色付いた僕らは舞って舞って

(あめをはみさいたそにあはひかりをだく)

雨を食み咲いたソニアは光を抱く

(ほらたんたんたたたん)

ほら(タンタンタタタン)

(むねをうつおとにたかなって)

胸を打つ音に高鳴って

(おとのかずをしんじてさきつづけてゆこう)

音の数を信じて咲き続けてゆこう

(さかせつづけてゆこうよぼくらは)

咲かせ続けてゆこうよ　僕らは