ガラスの仮面セリフ(マヤVS月影千草)２

(わたしのおしえをあてにしてはいけません)

私の教えをあてにしてはいけません

(じぶんのえんぎをのばすことができるのはじぶんじしんだけです)

自分の演技を伸ばすことができるのは自分自身だけです

(じぶんにひつようなものはじぶんでつかみとりなさいそれがこれからのあなたのかだいです)

自分に必要なものは自分で掴みとりなさい　それがこれからのあなたの課題です

(えんぎとはなにかどういうけいこをすればいいかやくのつかみかたそしてひごろのくんれん)

演技とは何か　どういう稽古をすればいいか　役のつかみ方　そして日頃の訓練

(じぶんにひつようなものはぜんぶじぶんでかんがえててにいれなさいもうそうしていいじきです)

自分に必要な物は全部自分で考えて手に入れなさい　もうそうしていい時期です

(わたしはいつでもあなたをみていますよまやあなたとあゆみさんを)

私はいつでもあなたを見ていますよマヤ　あなたと亜弓さんを…！

(どうすればくれないてんにょにちかづけるんだろどうすればこれからのかだい)

どうすれば「紅天女」に近づけるんだろ…？どうすれば…これからの課題…

(じぶんでやるしかないじぶんでかいだんをのぼっていくしか)

自分でやるしかない…自分で階段をのぼっていくしか…！

(よかったつきかげせんせいにいわれたとこなおしたのがせいこうしたんだわ)

よかった！月影先生に言われたとこ直したのが成功したんだわ…！

(だれにもえんぎしどうしてもらわなかったけどせいこうしたんだわ)

誰にも演技指導してもらわなかったけど成功したんだわ…！

(いままではただえんぎするのがすきだっただけだけどいまはうまくなりたい)

今まではただ演技するのが好きだっただけだけど　今はうまくなりたい

(あたしがおしばいすることをよろこんでくれるひとがいる)

あたしがお芝居することを喜んでくれる人がいる

(そうおもうだけでなんだかいきるちからがわいてくるみたいなの)

そう思うだけでなんだか生きる力が湧いてくるみたいなの

(きたいにこたえたいおしばいがうまくなりたい)

期待にこたえたい…お芝居がうまくなりたい…！

(ねえれいあたしやってみようとおもうのひとりでだってできるとおもうわえんぎのけいこ)

ねえ麗！あたしやってみようと思うの　一人でだってできると思うわ演技の稽古

(あたしやるつもりよひとりでだってじぶんにひつようなものはじぶんのてでつかんでいくの)

あたしやるつもりよ一人でだって！自分に必要なものは自分の手で掴んでいくの

(へいぼんなはなしだからこそえんぎりょくがためされる)

平凡な話だからこそ演技力が試される

(へいぼんなおんなのこだからこそいっぽまちがえばやくづくりにしっぱいする)

平凡な女の子だからこそ一歩まちがえば役づくりに失敗する

(へいぼんなにちじょうせいかつがぶたいだからこそえんぎにごまかしはきかない)

平凡な日常生活が舞台だからこそ演技にごまかしはきかない

(あたしいいしばいをえらんだとおもっているわ)

あたし…いい芝居を選んだと思っているわ

(つきかげせんせいみんなのけいこがおわるまであたしまってました)

月影先生…！みんなの稽古が終わるまであたし待ってました…！

(おねがいですちょっとでいいですあたしのけいこをみてください)

お願いです！ちょっとでいいです　あたしの稽古を見てください…！

(にちじょうのまいむだからごまかしはきかないってわけね)

日常のマイムだからごまかしはきかないってわけね

(あたしじしんないんですじぶんのやってるまいむがこれでいいのかって)

あたし自信ないんです　自分のやってるマイムがこれでいいのかって

(どうすればかんきゃくにわかってもらえるかってあたしおしばいがうまくなりたい)

どうすれば観客にわかってもらえるかって　あたし…お芝居がうまくなりたい

(かんきゃくのことをかんがえるようになったのねまや)

観客のことを考えるようになったのね　マヤ

(いいですかまやひとつのしばいのせいこうはまたつぎのぶたいのまくをあける)

いいですかマヤ！一つの芝居の成功はまた次の舞台の幕を開ける

(こんどのしばいにせいこうすればあなたはまたつぎのしばいができるわ)

今度の芝居に成功すればあなたはまた次の芝居ができるわ

(やればやるほどやくしゃはのびていくくれないてんにょのぶたいはそのはてに)

やればやるほど役者は伸びていく「紅天女」の舞台はその果てに…

(やくしゃはいしがきのいしのひとつじぶんひとりでしばいしてはなりません)

役者は石垣の石の一つ　自分一人で芝居してはなりません

(まわりのこきゅうをよくみなさいあわせなさい)

まわりの呼吸をよく見なさい　あわせなさい

(きゃくえんあたしはえんげきぶのげきにきゃくえんしてるんだえんげきぶのこのげきのために)

客演…！あたしは演劇部の劇に客演してるんだ…！演劇部のこの劇のために

(むかしはむかしいまがすばらしければめいよばんかい)

昔は昔…今が素晴らしければ…　名誉…挽回

(あたしをみとめてくれているんだこのはくしゅこのえがお)

あたしを認めてくれているんだ…この拍手　この笑顔

(あたしのきょうのえんぎにおくってくれているんだえんげきぶのひとたちみんなが)

あたしの今日の演技に贈ってくれているんだ…演劇部の人たちみんなが…

(いままでほほえんでもくれなかったのに)

今まで微笑んでもくれなかったのに

(よかったえんげきをやっていてあたしをいかせるのはこれしかないわ)

よかった演劇をやっていて…！あたしを生かせるのはこれしかないわ…

(あゆみさんのじゅりえっとをあのこにやらせたこと)

亜弓さんのジュリエットをあの子にやらせたこと？

(まやにいまのじぶんのじつりょくのほどをおもいしらせたかったのよ)

マヤに今の自分の実力の程を思いしらせたかったのよ

(あゆみさんのじゅりえっとをやることでげんざいのあゆみさんとのさを)

亜弓さんのジュリエットをやることで現在の亜弓さんとの差を

(はっきりとしったことでしょうそれをあゆみさんにしられてしまったことは)

はっきりと知ったことでしょう　それを亜弓さんに知られてしまったことは

(まやにはたいへんなだげきになっているでしょう)

マヤには大変な打撃になっているでしょう

(ますみさんまやとあゆみさんのさはなんだとおもって)

真澄さん　マヤと亜弓さんの差はなんだと思って？

(じしんととうそうしんあゆみさんにあってまやにないものさいのうをいかすもころすも)

自信と闘争心…亜弓さんにあってマヤにないもの　才能を生かすも殺すも

(このふたつにかかっているといってもかごんではないわ)

この二つにかかっているといっても過言ではないわ

(いまのままではまやはけっしてあゆみさんをこえることなどできやしない)

今のままではマヤは決して亜弓さんを越えることなどできやしない…

(まやにはあらりょうじがひつようです)

マヤには荒療治が必要です

(えんぎのさいのうあのこのきたじままやのあのこのさいのうですって)

演技の才能？あの子の…？北島マヤの？　あの子の才能ですって？

(きたじままやあのこはてんさいよ)

北島マヤ…あの子は天才よ…！

(えんげきかいまぼろしのめいさくくれないてんにょのこうけいしゃはひめかわあゆみときめたいとおもいます)

演劇界幻の名作「紅天女」の後継者は　姫川亜弓と決めたいと思います

(ただしもういっぽうのこうほにもさいごのちゃんすをあたえようとおもいます)

ただし…！もう一方の候補にも最後のチャンスを与えようと思います