本日の正体 / NEE

(じだいのながれにゆれるかけあしなせかいで)

時代の流れに揺れる駆け足な世界で

(あるけなくなったぼくのとなりでともるゆうやけのしょうそう)

歩けなくなった僕の隣で灯る夕焼けの焦燥

(くだらないはなしでわらいたいなにげないことばでうたいたい)

くだらない話で笑いたい何気ない言葉で歌いたい

(はなせなくなったぼくのうしろでわらうあやまち)

話せなくなった僕の後ろで笑う過ち

(いきたらさまようよるのなかで)

生きたら彷徨う夜の中で

(まぶしすぎるまちのあかりにひをつけて)

眩しすぎる街の明かりに火をつけて

(かなわないぼくたちのうんめいをむさぼるけいはくなじんせいよ)

叶わない僕たちの運命を貪る軽薄な人生よ

(あしたもまたおなじせかいでうたうから)

明日もまた同じ世界で歌うから

(きずつけるほんじつのしょうたいはいつでもめのまえでないている)

傷つける本日の正体はいつでも目の前で泣いている

(だれよりももろくよわくいきてたいのですいつまでも)

誰よりも脆く弱く生きてたいのですいつまでも

(だれにもきらわれたくないひくつばかりはくぼくは)

誰にも嫌われたくない卑屈ばかり吐く僕は

(まわりのめにおびえてますただのひがいしゃづらでがいあくしゃ)

周りの目に怯えてますただの被害者面で害悪者

(いつのまにかひとりになってだけどそれにすらきづけなくって)

いつの間にか1人になってだけどそれにすら気付けなくって

(じぶんはまちがってないんだなのにぼくもじぶんがきらいです)

自分は間違ってないんだなのに僕も自分が嫌いです

(あいしてほしいだけだれでもいい)

愛して欲しいだけ誰でもいい

(しわだらけのふくみたいなぼくをすてないで)

シワだらけの服みたいな僕を捨てないで

(たえきれないこころのくるしさはさりげなくまくらにしたたるのだ)

耐えきれない心の苦しさはさりげなく枕に滴るのだ

(ばかだねでもきみらしいねってわらってよ)

馬鹿だねでも君らしいねって笑ってよ

(だきしめるほんじつのしょうたいはきづかないほどみぢかにいるさ)

抱きしめる本日の正体は気づかないほど身近にいるさ

(だれよりもそっとしずかにみまもるのです)

誰よりもソッと静かに見守るのです

(かんじょうはだれかのためでもないからこきゅうをくりかえすぼくなの)

感情は誰かのためでもないから呼吸を繰り返す僕なの

(うまれたのはだれかのせいですか)

産まれたのは誰かのせいですか

(ぼくのしょうたいはなんですかこのながれるなみだはうそですか)

僕の正体はなんですかこの流れる涙は嘘ですか

(だれにむけてたんでしょういみもないこのいかりは)

誰に向けてたんでしょう意味もないこの怒りは

(かなわないぼくたちのうんめいをむさぼるけいはくなじんせいよ)

叶わない僕たちの運命を貪る軽薄な人生よ

(あしたもまたおなじせかいでうたうから)

明日もまた同じ世界で歌うから

(わすれてくほんじつのしょうたいはたしかにぼくのうちがわでまだ)

忘れてく本日の正体は確かに僕の内側でまだ

(おくびょうにもろくよわくいきているのです)

臆病に脆く弱く生きて居るのです

(またあいましょう)

また会いましょう