Triptych Symphony

(はくめいにたびたつ)

薄明に旅立つ

(やけおちたごせんふに)

灼け落ちた五線譜に

(うしなったそのひとみ)

失ったその瞳

(くりかえしたかなしみを)

繰り返した悲しみを

(はげしいあめにうたれなみだかれはてても)

激しい雨に撃たれ涙枯れ果てても

(ふりそそぐせんかにつつまれても)

降り注ぐ戦火に包まれても

(たったひとつ)

たった一つ

(くらやみのなかでみつけたせんりつ)

暗闇の中で見つけた旋律

(うんめいをかえて)

運命を変えて

(そらにきざんだｅｌｅｇｙ)

空に刻んだelegy

(あまたかけめぐるいのりたち)

数多駆け巡る祈りたち

(ひびきあいきみをまってる)

響き合い君を待ってる

(このうたはうばえない)

この歌は奪えない

(このおとはきみをよぶから)

この音は君を呼ぶから

(おわるせかいかなでるｒｅｑｕｉｅｍ)

終わる世界奏でるrequiem

(ａｈとどけむねにいまを)

ah届け胸に今を

(あざやかにみちていく)

鮮やかに満ちていく

(まっしろなごせんふに)

真っ白な五線譜に

(かきつづるものがたり)

書き綴る物語

(ほほにつたうそのいみを)

頬に伝うその意味を

(おしえてほしい)

教えてほしい

(なんのためにうまれなにをなしとげた)

何のために生まれ何を成し遂げた

(なぜいのちをかかえおわりをまつ)

なぜ命を抱え終わりを待つ

(そうひとりではきっとかなでられない)

そう一人ではきっと奏でられない

(おんがくやせんりつがあると)

音楽や旋律があると

(かさなりかなでて)

重なり奏でて

(さけべあいをきざんだｒｈａｐｓｏｄｙ)

叫べ愛を刻んだrhapsody

(あまたおもいめぐるえいえんと)

数多思い巡る永遠と

(まいおどりたかくそらへ)

舞い踊り高く空へ

(このこころうばえない)

この心奪えない

(このこどうきみをおもうから)

この鼓動君を思うから

(おわるせかいかなでるｓｅｒｅｎａｄｅ)

終わる世界奏でるserenade

(ａｈとどけむねにいまをうたえ)

ah届け胸に今を歌え

(きみはいませかいのどこにいるのだろう)

君は今世界のどこにいるのだろう

(おなじそらのしたでつながってる)

同じ空の下で繋がってる

(わたしたちはここでうたいつづけている)

私たちはここで歌い続けている

(めざめはいつだってそう)

目覚めはいつだってそう

(ただせつない)

ただ切ない

(うたえそらにきざんだｓｙｍｐｈｏｎｙ)

歌え空に刻んだsymphony

(あまたかけめぐるいのりたち)

数多駆け巡る祈りたち

(ひびきあいきみをまってる)

響き合い君を待ってる

(このうたはうばえない)

この歌は奪えない

(このおとはきみをよぶから)

この音は君を呼ぶから

(おわるせかいはじまるｆｉｎａｌｅは)

終わる世界始まるfinaleは

(うたえうたえきえないｃａｎｏｎ)

歌え歌え消えないcanon

(うごけうごけはばたいていくｒｏｎｄｅ)

動け動け羽ばたいていくronde

(おわりのせかいからｃｏｎｃｅｒｔｏを)

終わりの世界からconcertoを

(まわりだすかわる)

廻り出す変わる

(うんめいのわが)

運命の輪が

(かさなってひびきあうから)

重なって響き合うから

(たしかにめのまえに)

確かに目の前に

(ａｈとどけむねにいまを)

ah届け胸に今を