ようこそ星のお宿

(たたかいつかれたへいしが)

戦い疲れた兵士が

(しずかにこしかけやすんできえるばしょ)

静かに腰掛け休んで消える場所

(くもがおりてきてさあきりがくれ)

雲が降りてきて　さあ霧隠れ

(ほらつきよがめくれてにおくねん)

ほら月夜がめくれて二億年

(おいでおわれたのうさぎよ)

おいで　追われた野うさぎよ

(さあいちどはおいでやほしのやど)

さあ　一度はおいでや星の宿

(いりぐちはそこのかどおりてすぐ)

入り口はそこの角降りてすぐ

(つきからおんせんわいているから)

月から温泉湧いているから

(だからかえれぬとこまでおりといで)

だから　帰れぬとこまで降りといで

(ここはばんぶつれいちょうゆめみるはたごや)

ここは　万物霊長夢見る旅籠屋

(ようこそおこしやよみのやど)

ようこそおこしや　黄泉の宿

(うぶぎをきせましょうしのこく)

産着を着せましょ丑の刻

(あったかくてやさしくて)

あったかくてやさしくて

(ああかなしいいきものあつまるよ)

ああ　悲しい生き物集まるよ

(ほらごくらくてんごくくびまくら)

ほら　極楽天国首枕

(みなみのはなぞのさかせてさ)

南の花園咲かせてさ

(さあなみだのあまつゆきれいにかざります)

さあ　涙の雨露きれいに飾ります

(せんにんくわえてよみのあな)

千人くわえて黄泉の穴

(いちまんにんのみこみよみのくに)

一万人飲み込み黄泉の国

(ほらしずかだねでもかなしいね)

ほら静かだね　でも悲しいね

(でもあんまりくるしくないんだね)

でもあんまり苦しくないんだね

(こころにぽっかりかぜえのあな)

心にぽっかり風の穴

(ねてさめてもみなみのたびびとが)

寝て覚めても南の旅人が

(ごしんぼくくりぬいたふえふくよ)

ご神木くり抜いた笛吹くよ

(いつまでもひびいてやまないよ)

いつまでも響いてやまないよ

(ないしょのおたからちずのみち)

ナイショのお宝地図の道

(あなただけにきかせるゆめのやど)

あなただけに聞かせる夢の宿

(ゆめふわふわゆめゆめうたがわぬ)

夢フワフワゆめゆめ疑わぬ

(ひとねむりでぐっすりにおくねん)

一眠りでぐっすり二億年

(ここはばんぶつれいちょうゆめみるはたごや)

ここは　万物霊長夢見る旅籠屋

(ようこそおこしやよみのやど)

ようこそおこしや　黄泉の宿

(たぶんちかくにきたかもしれない)

たぶん近くに来たかもしれない

(さびしいけどくるしくない)

寂しいけど苦しくない

(そこはかなしいいきものあつまるよ)

そこは　悲しい生き物集まるよ

(ほらごくらくてんごくくびまくら)

ほら　極楽天国首枕

(これおなみだちょうだいしょうたいじょう)

これお涙頂戴招待状

(いつでもとどけるじゅんびはできてます)

いつでも届ける準備はできてます

(ららら・・・)

ラララ･･･