ワガママで誤魔化さないで

(くらくしょんにたたずむあかり)

クラクションに佇む灯り

(いのちをさしだして)

命を差し出して

(いまにもくずれそうになる)

今にも崩れそうになる

(ときにでぃすとらくしょん)

時にディストラクション

(あまいあまいきすをよぶように)

甘い甘いキスを呼ぶように

(くらいふかいやみにおぼれてくんだ)

暗い深い闇に溺れてくんだ

(くらくしょんのおとをしょくした)

クラクションの音を食した

(しぶやがいとうのよに)

渋谷街頭の夜に

(いろづくかみつかみとばす)

色づく髪つかみ飛ばす

(いさぎよくしにたいひと)

潔く死にたい人

(うずまくせいのよくぼう)

渦巻く性の欲望

(とたんにこだまさせて)

途端にこだまさせて

(わがままでごまかさないで)

ワガママで誤摩化さないで

(わがままはかってでしょ？)

ワガママは勝手でしょ？

(だれかをまもりたいとひとりなげく)

誰かを守りたいと独り嘆く

(わがままでごまかさないで)

ワガママで誤摩化さないで

(わがままにしっとして)

ワガママに嫉妬して

(しずんではうかぶこどものにおいがした)

沈んでは浮かぶ子供の匂いがした

(あまいあまいきすでたしかめて)

甘い甘いキスで確かめて

(くらいふかいあいにおぼれてく)

暗い深い愛に溺れてく

(またとぶかんがえられないむちゅうふゆう)

また飛ぶ考えられない霧中浮遊

(かいほうする)

解放する

(いまにもくずれそうなおもかげ)

今にも崩れそうな面影

(だれのためにいまをいきて)

誰のために今を生きて

(だれのためにあいをたしかめる？)

誰のために愛を確かめる？

(ときにしかいうつるびには)

時に視界映る美には

(りすくのさかさことばがにあう)

リスクの逆さ言葉が似合う

(わがままでごまかさないで)

ワガママで誤摩化さないで

(わがままはかってでしょ？)

ワガママは勝手でしょ？

(おもいもよらないことばふりそそぐ)

思いもよらない言葉降り注ぐ

(わがままのいみをしらない)

ワガママの意味を知らない

(わがままがあいずでしょ？)

ワガママが合図でしょ？

(しずんではうかぶこどものちをこのんだ)

沈んでは浮かぶ子供の血を好んだ

(くらくしょんのおとはとまらない)

クラクションの音は止まらない

(こうさてんつきぬけて)

交差点突き抜けて

(ひかりにあわせおどったげんかくとげんじつを)

光に合わせ踊った幻覚と現実を

(かさねくるう)

重ね狂う

(うしなってやっときづいた)

失ってやっと気づいた

(ほんとうのそのいみに)

本当のその意味に

(ひとりきりのよるがあさをむかえる)

独りきりの夜が朝を迎える

(だれかにあいされそして)

誰かに愛され　そして

(だれかをあいすとき)

誰かを愛す時

(いままでのかこにさよならつげて)

今までの過去にさよなら告げて

(わがままにそっとあいをつけたして)

ワガママにそっと愛を付け足して

(あまいあまいきすをよぶように)

甘い甘いキスを呼ぶように

(あしもとこんくりーとのかおり)

足下コンクリートの香り

(ほらまたはじまる)

ほら　また始まる

(あのひのみぐるしいぼくのすがたは)

あの日の見苦しい僕の姿は

(もうここにはないから)

もう此処にはないから