ジエンド

(じぶんはとくべつなそんざいで)

自分は特別な存在で

(かけがえのないおんりーわんで)

かけがえのないオンリーワンで

(なるしすとなしこうはとてもせんさいで)

ナルシストな思考はとても繊細で

(げんじつってやつはどうせそんなもんだろ)

現実ってやつはどうせそんなもんだろ

(せかいにあふれるきれいごとは)

世界に溢れる綺麗事は

(どうせうらがあるにきまってる)

どうせ裏があるに決まってる

(おもしろいよとすすめられたものは)

面白いよと勧められたものは

(どうせあいそわらいとすてまでしょう)

どうせ愛想笑いとステマでしょう

(じぶんはしゅやくだってしんじてた)

自分は主役だって信じてた

(だけどどうせいつかうらぎられる)

だけどどうせいつか裏切られる

(たのしいはずのあそびばはもうすでに)

楽しいはずの遊び場はもうすでに

(よくにまみれていたんだ)

欲にまみれていたんだ

(このせまいせかいできみはなにをかんがえているのかな)

この狭い世界で君は何を考えているのかな

(そうぞうはむげんだい)

想像は無限大

(おわりはすぐそこにせまるむさべつなことのは)

終わりはすぐそこに迫る無差別な言の葉

(ほらもうにげられはしない)

ほらもう逃げられはしない

(じえんど)

ジエン(自演)ド

(おおきないんぼうがあるらしい)

大きな陰謀があるらしい

(ねもはもないうわさがながれてた)

根も葉もないうわさが流れてた

(こうだいなせかいにはなたれたでま)

広大な世界に放たれたデマ

(だまされるひととようごするこえと)

騙される人と擁護する声と

(おどらされるばかとしあわせなやつ)

踊らされるバカと幸せな奴

(よくにむらがるおろかなはいえな)

欲に群がる愚かなハイエナ

(あげあしをとるのがいきがいのくず)

揚げ足を取るのが生き甲斐のクズ

(せかいはすでにこうはいした)

世界は既に荒廃した

(そんなばしょでいいわけをつづけてまで)

そんな場所で言い訳を続けてまで

(いきるいみはあるのかな)

生きる意味はあるのかな

(このせかいはくずで)

この世界はクズで

(すくいようもないとなげいているとさ)

救いようもないと嘆いているとさ

(かなしくなるんだよ)

悲しくなるんだよ

(みらいにきぼうなんていだけないよ)

未来に希望なんて抱けないよ

(みいだせない)

見出せないよ

(ならほらきえちゃえばいいんだよ)

なら ほら消えちゃえばいいんだよ

(りあるのせかいがこわくて)

リアルの世界が怖くて

(でんしのせかいににげこんで)

電子の世界に逃げ込んで

(そこにいばしょをもとめて)

そこに居場所を求めて

(うそだらけのきずなもって)

嘘だらけの絆もって

(したをたたきうえをけなし)

下を叩き 上を貶し

(うつろなゆうえつかんにひたり)

うつろな優越感に浸り

(なにもうみださないまま)

何も生み出さないまま

(むいみにいきてきた)

無意味に生きてきた

(ぼくはなぜうまれて)

僕はなぜ生まれて

(ここでくうきょなわらいをしているのか)

ここで空虚な笑いをしているのか

(もうわからないんだよ)

もうわからないんだよ

(もうやめちゃおうかな)

もうやめちゃおうかな

(まわりのなさけをさそいうけるまま)

周りの情けを誘い受けるまま

(いっそきえてしまおう)

いっそ消えてしまおう

(このせまいせかいはとてもいきにくいばしょだよ)

この狭い世界はとても生きにくい場所だよ

(さあほらいますぐにげだそう)

さあほら今すぐ逃げ出そう

(ほんとうのせかいはいまよりもきっとあたたかいばしょ)

本当の世界は今よりもきっと温かい場所

(さあいますぐたびだとう)

さあ今すぐ旅立とう

(じえんど)

ジエンド

(どうせぼくがいなくても)

どうせ僕がいなくても

(せかいはなにもかわらない)

世界は何も変わらない

(さよならつまらなかったよ)

さよならつまらなかったよ

(ありがとうと)

ありがとうと

(くびをつった)

首を吊った