断末魔

(きょうはなんだかせいしんがかびんで)

今日はなんだか精神が過敏で

(ちょっとしたできごとでおっこちてしまうかもしれない)

ちょっとした出来事で落っこちてしまうかもしれない

(きょうはなんだかじんせいがふあんで)

今日はなんだか人生が不安で

(たいせつなひとたちのそんざいにふれていたい)

大切な人達の存在に触れていたい

(らいねんのいまごろあなたはいるのでしょうか)

来年の今頃　貴方は居るのでしょうか？

(おおきなやみはふかさをまし)

大きな闇は深さを増し

(にげゆくあなたわたしすべてを)

逃げゆく　貴方･私･全てを

(のみこみうずまく)

飲み込み　渦巻く

(こどくなじんせいよ)

孤独な人生よ

(やみがただつつむなら)

闇がただ包むなら

(あなたのそんざいを)

貴方の存在を

(つきさしてつきさして)

突き刺して突き刺して

(ちがながれるくらい)

血が流れるくらい

(いますぐに)

今すぐに

(きょうはなんだかしんけいがかびんで)

今日はなんだか神経が過敏で

(ちょっとしたおとでさえ)

ちょっとした音でさえ

(こわくてふかいでしかたない)

怖くて不快で仕方ない

(きょうはなんだかげんじつがゆがんでて)

今日はなんだか現実が歪んでて

(じごくもてんごくも)

地獄も天国も

(いまここにあるみたい)

今ここに在るみたい

(らいねんのいまごろ)

来年の今頃

(わたしはいるのでしょうか)

私は居るのでしょうか？

(はるにめぶいたはなのかおりを)

春に芽吹いた花の香りを

(あきにいろづいたはのあからみを)

秋に色付いた葉の赤らみを

(いつくしみくちゆく)

慈しみ朽ち行く

(こどくなじんせいよいきながらなきながら)

孤独な人生よ生きながら泣きながら

(わたしのそんざいを)

私の存在を

(きざませてきざませて)

刻ませて　刻ませて

(あなたのむねのおくに)

貴方の胸の奥に

(こどくなじんせいを)

孤独な人生を

(ちにまみれすすむなか)

血にまみれ進む中

(あなたのそんざいをえがかせてえがかせて)

貴方の存在を描かせて描かせて

(ひをつけてもきえないもじで)

火を付けても消えない文字で

(きょうもひとたちは)

今日も人たちは

(くらいよこわいよとなく)

暗いよ怖いよと泣く

(きょうもとりたちは)

今日も鳥たちは

(よろこびのうたをうたう)

喜びの歌を歌う

(だれかがいったしょうきじゃない)

誰かが言った「正気じゃない」

(わたしはいったこんなせかいでしょうきでいられない)

私は言った「こんな世界で正気でいられない」

(こどくなじんせいよ)

孤独な人生よ

(たいせつなそんざいよ)

大切な存在よ

(まえがもうみえないよ)

前がもう見えないよ

(きえないで)

消えないで

(きえないで)

消えないで

(とおくへいかないで)

遠くへ行かないで

(こどくなじんせいをあとわずかあるくため)

孤独な人生をあと僅か歩くため

(あなたのそんざいをつきさしてつきさして)

貴方の存在を突き刺して　突き刺して

(ちがながれるくらいふかくまで)

血が流れる暗い深くまで

(きょうはなんだかせいしんがふあんてい)

今日はなんだか精神が不安定