from 君

(はじめてみたけしきどこかにわすれてきた)

初めて見た景色　どこかに忘れてきた

(「かんどう？」「おもい？」とかを)

「感動？」「思い？」とかを

(すべてこのなかにつめて)

すべて(この）箱の中に詰めて

(みわたすかぎりのあめとこごえるようなかぜが)

見渡す限りの雨と　凍えるような風が

(さむがりなぼくたちのことおともなくつつんでいくんだ)

寒がりな僕たちの事　音もなく包んでいくんだ

(きみのすこしかげってしまっために)

君の少し陰（かげ）ってしまった目に

(どうしたらひかりとりもどせる？)

どうしたら光　取り戻せる？

(とおくまでとどくようにこのうたがとどくように)

遠くまで届くように　この歌が届くように

(つよくかたちにしていまはばたいて)

強く形にして　今　羽ばたいて

(このぴあののねにのっていっそうおもいはかがやいて)

このピアノの音（ね）に乗って　一層想いは輝いて

(ねがうはるかきみのもとめざしてとんでく)

願う　遥か君の元　目指して飛んでく

(てがとどかないゆめにためいきばかりついた)

手が届かない夢に　溜め息ばかりついた

(おもいはやぶりすててすべてほしぞらにちりばめた)

想いは　破り捨てて　全て星空に散りばめた

(つぎめひとつないくもとなきさけぶようなかぜが)

継ぎ目一つない雲と　泣き叫ぶような風が

(つよがりなぼくたちに、またふかくかさなってしまうんだ)

強がりな僕たちに、また　深く重なってしまうんだ

(きみはすこしつかれてしまっただけ)

君は少し疲れてしまっただけ

(めをふさいでもつらいのなら・・・・・・)

目を塞いでも　つらいのなら・・・・・・

(とおくまでひびくようにこのうたがひびくように)

遠くまで響くように　この歌が響くように

(うたうちからにして、そらへひろがって)

歌う　力にして、空へ広がって

(このきせきのねにのってむねにひかりをいだいて)

この奇跡の音（ね）に乗って　胸に光をいだいて

(ぼくははこぶよきみのなきがおなんてもうみたくないよ)

僕は運ぶよ　君の泣き顔なんて　もう見たくないよ

(とおくまでとどくようにこのうたがとどくように)

遠くまで届くように　この歌が届くように

(つよくかたちにしていまはばたいて)

強く形にして　今　羽ばたいて

(このぴあののねにのっていっそうおもいはかがやいて)

このピアノの音（ね）に乗って　一層想いは輝いて

(ねがうはるかきみのもとめざして)

願う　遥か君の元　目指して

(きみのためにうたうから)

君の為に　歌うから