現夢-genmu-

(きみとであいゆめをみてたあのひびをわすれることなんてできない)

君と出会い 夢を視てた あの日々を 忘れることなんてできない

(いまもつきとほしのしたでぼくはゆめをみつづけるさまさめないゆめを)

今も 月と 星の下で 僕は 夢を視続ける 醒さめない夢を

(でぐちのわからないはこにわがかくすのは)

出口の判らない 箱庭が隠すのは

(あきらめがとざすちいさなともしび)

諦めが閉ざす 小さな灯し火

(がんじがらめになったはこにわをこわすのは)

雁字搦めになった 箱庭を壊すのは

(しんじるそれだけのちいさなおもいで)

信じるそれだけの 小さな思い出

(きみとふたりでてをつないだ)

君と二人で 手を繋いだ【君の視てた夢を】

(あのよるをわすれることなんてできない)

あの夜を忘れることなんてできない【忘れない】

(おわりのないよがあけても)

終わりのない 夜が明けても【朝も、夜も、越えて】

(ぼくはゆめをみつづけるだろう)

僕は 夢を視続けるだろう

(あかいつきがちにおちてもさかぬはながかれはてても)

紅い月が地に落ちても 咲かぬ花が枯れ果てても

(ながいよるがもえつきてもきみのこえはとどいているから)

永い夜が燃え尽きても 君の声は届いているから

(はかないとしってもくりかえしねがうのは)

儚いと知っても 繰り返し願うのは

(たぐりよせていたうつろなにちじょう)

たぐり寄せていた 虚ろな日常

(もういちどだけでいいただせつにねがうのは)

もう一度だけでいい ただ切に願うのは

(めをそらさないでみつめたにちじょう)

目を逸らさないで 見つめた日常

(きみとふたりでそらみあげた)

君と二人で 空見上げた【君と駆けた道を】

(あのばしょをわすれることなんてできない)

あの場所を 忘れることなんてできない【忘れない】

(ちからつきるそのときまで)

力尽きる その時まで【空も、海も、越えて】

(ぼくはゆめをみつづけるだろう)

僕は 夢を視続けるだろう

(かぜのふかぬめいきゅうにもはるかとおくよのはてにも)

風の吹かぬ迷宮にも 遥か遠く世の果てにも

(どんなくらいちのそこにもきみのこえはとどいているから)

どんな暗い地の底にも 君の声は届いているから

(とじたひとみをひらけばゆめをくりかえすせかい)

閉じた瞳を開けば 夢を繰り返す世界

(うしなうのがこわくてぼくはただねむりつづける)

失うのが怖くて 僕はただ眠り続ける

(いまはほそくとおいこえもやがてとおいときのはてで)

今は 細く遠い声も やがて 遠い時の果てで

(かすみきえるほしのようにきょうかいこえて)

霞消える 星のように 境界 越えて

(きみとふたりでよるをかけた)

君と二人で 夜を駆けた【君と僕の日々を】

(このゆめをわすれることなんてできない)

この奇跡を 忘れることなんてできない【忘れない】

(いつかつきとほしのしたで)

いつか 月と星の下で【過去も 現在も 未来も】

(であうのだろうさめないゆめと)

出会うのだろう 醒めない幻想と

(つきとほしをたがえようとあけぬよるがまじわろうと)

月と星を違えようと 明けぬ夜が交わろうと

(たとえときがへだてようときみのこえはとどいているから)

たとえ時が隔てようと 君の声は届いているから