もう一度空を飛べるまで

(いちどめはとおいむかしにどめはすこしまえかな)

一度目は遠い昔　二度目は少し前かな

(ひとにつばさはないけれどそらをとんだとおもうしゅんかんがある)

人に翼はないけれど　空を飛んだと思う瞬間がある

(みえたけしきわすれられないけどもうあのたかさまであがれない)

見えた景色忘れられないけど　もうあの高さまで上がれない

(じしんはどこかにおとしてしまったそんなきがしてたんだ)

自信はどこかに落としてしまった　そんな気がしてたんだ

(あのそらをとぶためにはねをひろげるために)

あの空を飛ぶために　羽を広げるために

(もっていたはずのゆうきもくるしさにおされて)

持っていたはずの勇気も　苦しさに押されて

(なくしてしまっていないか)

なくしてしまっていないか

(なきながらみたあさやけこころをとかすゆうぐれ)

泣きながら見た朝焼け　心を溶かす夕暮れ

(そんなにとおくないんだよまだいけるよきっと)

そんなに遠くないんだよ　まだ行けるよ　きっと

(いちどめはないていたにどめはもっとないた)

一度目は泣いていた　二度目はもっと泣いた

(てのとどかぬところにいけたときひとはなみだをこらえられないらしい)

手の届かぬところに行けたとき　人は涙を堪えられないらしい

(みえたけしきわすれられないけどまたあのたかさまでがんばるのか)

見えた景色忘れられないけど　またあの高さまで頑張るのか

(なにかがおもくてうまくはばたけない)

何かが重くて　うまく羽ばたけない

(そんなきがしてたんだ)

そんな気がしてたんだ

(あのそらをとぶためにはねをひろげるために)

あの空を飛ぶために　羽を広げるために

(もっていたはずのつよさもつらさにじゃまされて)

持っていたはずの強さも　辛さに邪魔されて

(なくしてしまっていないか)

なくしてしまっていないか

(うたいたくなるあおぞらこえにならないほしぞら)

歌いたくなる青空　声にならない星空

(そんなにはなれてないんだよまだいけるよきっと)

そんなに離れてないんだよ　まだ行けるよ　きっと

(なみだでにじんでゆがむしかいにうつるにじいろ)

涙でにじんでゆがむ　視界に映る虹色

(ずっとおぼえていただろうもういちどみたくはないか)

ずっと覚えていただろう　もう一度見たくはないか

(あのそらをあのときをあのきもちをいつまでもみがいていないで)

あの空を　あの時を　あの気持ちをいつまでも磨いていないで

(もういちどあのたかさまで)

もう一度　あの高さまで

(こんどはあのたかさをこえてとんでみないか)

今度は　あの高さを超えて　飛んでみないか