pink

(おともなくみみをとざすいやふぉんから)

音もなく耳を閉ざすイヤフォンから

(ただきくきょくもないままたちつくしてた)

ただ聴く曲もないまま立ち尽くしてた

(あのびるのるーふとっぷをぼんやりとみつめ)

あのビルのルーフトップをぼんやりと見つめ

(もうどうでもいいなとわらってしまった)

もうどうでもいいなと笑ってしまった

(あしたのあなたに)

明日のあなたに

(もうきたいはしていないし)

もう期待はしていないし

(あしたのわたしにもきたいはしていないの)

明日の私にも期待はしていないの

(もうすぐよるはきのうをわすれるように)

もうすぐ夜は昨日を忘れるように

(もうすぐわたしはあなたをわすれる)

もうすぐ私はあなたを忘れる

(うんめいだっておもってたけど)

運命だって思ってたけど

(よくにたべつのものだったみたいね)

よく似た別のものだったみたいね

(きらわないでわたしだけみていて)

嫌わないで　私だけ見ていて

(なにをいってもいいたりないくらいよ)

何を言っても言い足りないくらいよ

(なかせないでひとりにさせないで)

泣かせないで　ひとりにさせないで

(やさしさをぬぎすてないで)

優しさを脱ぎ捨てないで

(とどこおりなくすすむふたりなんて)

滞りなく進むふたりなんて

(このせかいにいるはずはないのだから)

この世界にいるはずはないのだから

(すこしいいすぎたことをあやまりたくなって)

少し言い過ぎたことを謝りたくなって

(でもあやまりたくもなくてみちくさをする)

でも謝りたくもなくて道草をする

(あしたのあなたをまだあいせるのなら)

明日のあなたをまだ愛せるのなら

(あしたのわたしもまだあいせるはずだから)

明日の私もまだ愛せるはずだから

(きおくのなかでわらうかわいいあなたを)

記憶の中で笑う可愛いあなたを

(たぐりよせてだきしめたくなった)

手繰り寄せて抱きしめたくなった

(さいていだっておもってたけど)

最低だって思ってたけど

(よくにたべつのひとだったみたいね)

よく似た別の人だったみたいね

(よぞらはやみをだししぼって)

夜空は闇を出し絞って

(わたしはなれないぱーせんてーじでよって)

私は慣れないパーセンテージで酔って

(もどっていくあなたのもとへと)

戻って行く　あなたの元へと

(きらわないでわたしだけみていて)

嫌わないで　私だけ見ていて

(なにをいってもいいたりないくらいよ)

何を言っても言い足りないくらいよ

(なかせないでひとりにさせないで)

泣かせないで　ひとりにさせないで

(やさしさをぬぎすててしまわないで)

優しさを脱ぎ捨ててしまわないで

(きずをつけてきずをつけられても)

傷をつけて傷をつけられても

(わたしはあなたといたいとおもった)

私はあなたと居たいと思った

(かわらないで)

変わらないで

(しらないふりだってするから)

知らないふりだってするから

(わたしはあなたに)

私はあなたに

(あなたにあいたいとおもった)

あなたに会いたいと思った

(おともなくみみをとざすいやふぉんから)

音もなく耳を閉ざすイヤフォンから

(ただきくきょくもないままたちつくしてた)

ただ聴く曲もないまま立ち尽くしてた

(たったいまみあげたあさがたのそらは)

たった今見上げた朝方の空は

(とてもきれいなぴんくいろをしていた)

とても綺麗なピンク色をしていた