向日葵の花束を
作: 絽綴
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歌詞(問題文)
(ひとりぼっちのかえりみち)
ひとりぼっちの帰り道
(みなれたいつものけしき)
見慣れたいつもの景色
(どこからともなくこえがして)
何処からともなく声がして
(わたしのちいさなてをひきました)
私の小さな手を引きました
(あたりはくらくなにもみえず)
辺りは暗く何も見えず
(あかりをさがしてさぐりであるく)
灯を探し手探りで歩く
(つめたいなにかがゆびのさきに)
冷たい何かが指の先に
(ふれたのもつかのま)
触れたのも束の間
(こまくにこびりつくそのしらべは)
鼓膜にこびり付くその調べは
(さがせどなきやまぬごがつのはえ)
探せど鳴き止まぬ五月の蝿
(わたしのしんぞうをつよくつよくつかんで)
私の心臓を強く強く掴んで
(はなさないのです)
離さないのです
(それをひとくちのみこんでみると)
それを一口飲み込んでみると
(まるでなもしらぬさかなのこぼね)
まるで名も知らぬ魚の小骨
(わたしののどおくにふかくふかくつきささって)
私の喉奥に深く深く突き刺さって
(ぬけないのです)
抜けないのです
(のこされたわずかなあしあとも)
遺された僅かな足跡も
(すこしずつうもれていく)
少しずつ埋もれていく
(えもいえぬふくざつなおもいを)
得も言えぬ複雑な思いを
(ほんとうはみとめたくはないけれど)
本当は認めたくはないけれど
(ふりつもりにじんでくしらゆきと)
降り積もり滲んでく白雪と
(つかいふるされたあなたのわだち)
使い古された貴方の轍
(それらはあなたのたましいのいちぶとなり)
それらは貴方の魂の一部となり
(みゃくをうつのです)
脈を打つのです
(あきのひまわりのはなたばを)
秋の向日葵の花束を
(だれにたむければよいのでしょうか)
誰に手向ければ善いのでしょうか
(ちりゆくそのかべんのたびさきから)
散りゆくその花弁の旅先から
(めがはなせないのです)
目が離せないのです
(わたしがさいごにみたものは)
私が最後に見たものは
(くさりくちはてたあなたのからだ)
腐り朽ち果てた貴方の身体
(めまいがするほどにむくなかおりが)
眩暈がする程に無垢な香りが
(のうにやきついたのです)
脳に焼き付いたのです
(ああ)
嗚呼
(はじめからこたえは)
初めから答えは
(てのうちにあったのに)
手の内にあったのに
(わたしはばかだ)
私は馬鹿だ