おチビさん - 神様なんて信じない【IA】

(かみさまなんてしんじないきぼうもきたいももっていない)

神様なんて信じない　希望も期待も持っていない

(うしなうものなんてなにもないのこったものはにくしみだけ)

失うものなんて何もない　残ったものは憎しみだけ

(かみさまなんてしんじないすくわれたおぼえなどない)

神様なんて信じない　救われた覚えなどない

(しゅうきょうしんこうのおしえでこのくうふくはみたされるのか)

宗教　信仰の教えで　この空腹は満たされるのか

(たとえだれがしのうともそとがわからみればささいなこと)

たとえ誰が死のうとも　外側から見れば些細なこと

(ぼうかんなんておきらくねくものうえでげらげらわらってんだ)

傍観なんてお気楽ね　雲の上でゲラゲラ笑ってんだ

(すくえたはずのいのちがこぼれおちてゆく)

救えたはずの命が　零れ落ちてゆく

(あなたしかあなたしかこのこころのあなはうまらないんだ)

あなたしか　あなたしか　この心の穴は埋まらないんだ

(あなたいがいどうでもいいよたとえあくにんとよばれようが)

あなた以外どうでもいいよ　たとえ悪人と呼ばれようが

(うまれたいみをおしえてほしいだけどうかこたえてよ)

生まれた意味を教えてほしいだけ　どうか応えてよ

(てをさしのべてくれこんなじぶんにばつをください)

手を差し伸べてくれ　こんな自分に罰をください

(このよはみなびょうどうだとこどもたちがうたをうたう)

この世は皆平等だと　子供達が唄を歌う

(だけどよるのかたすみではいきをひそめてはないている)

だけど夜の片隅では　息を潜めては泣いている

(たにんのふこうをねがってるちきゅうのしゅうまつをまっている)

他人の不幸を願ってる　地球の終末を待っている

(ひんこんやりゃくだつとぼうりょくしんじられるのはじぶんだけだ)

貧困や略奪と暴力　信じられるのは自分だけだ

(しあわせなはずだったいつしかせかいをにくんでいた)

幸せなはずだった　いつしか世界を憎んでいた

(あすなんてこなくていいよもうこんなせかいにきょうみはない)

明日なんて　来なくていいよ　もうこんな世界に興味はない

(りふじんにうばわれたんだだからじぶんもうばってやったんだ)

理不尽に奪われたんだ　だから自分も奪ってやったんだ

(そんざいいぎをおしえてほしいだけどうかこたえてよ)

存在意義を教えてほしいだけ　どうか応えてよ

(はじめからないならこんないのちなんていらない)

はじめからないなら　こんな命なんていらない

(かぞくがなくなったことはあるかいともだちがじさつしたことはあるかい)

家族が亡くなったことはあるかい　友達が自殺したことはあるかい

(ころしたいほどうらんだことはあるかいきえてしまいたいとおもうことはあるかい)

殺したいほど恨んだことはあるかい　消えてしまいたいと思うことはあるかい

(あなたこそあなたこそめにうつるめがみさまなんだ)

あなたこそ　あなたこそ　目に映る女神様なんだ

(いのちをすてないでゆいいつてにとってくれたひかりだ)

命を捨てないで　唯一手に取ってくれた光だ

(うれしいことおこったことかなしいことたのしかったこと)

嬉しいこと　怒ったこと　悲しいこと　楽しかったこと

(あなたもだれかからおしえてくれたでしょう)

あなたも誰かから　教えてくれたでしょう？

(あなたしかあなたしかこのこころにはなはさかないんだ)

あなたしか　あなたしか　この心に花は咲かないんだ

(あなたいがいどうでもいいよたとえせかいがおわったとしても)

あなた以外どうでもいいよ　たとえ世界が終わったとしても

(いきてるつみをおしえてほしいだけどうかこたえてよ)

生きてる罪を教えてほしいだけ　どうか応えてよ

(ゆるされるのならばそれがひとならば)

許されるのならば　それが人間ならば

(すくいようのないいきものなんだろうな)

救いようのない　生き物なんだろうな