カモメの舞う岬

(あいいろのそらがひびわれてきんいろのひがさすのよ)

藍色の空がひび割れて金色の陽が射すのよ

(むげんのせかいにむげんのじかんここにこうしてふたりでいるのふしぎじゃない？)

無限の世界に無限の時間ここにこうして二人でいるの不思議じゃない？

(うみかぜきたかぜだかれてるとあんまりさむさをかんじないの)

海風北風抱かれてるとあんまり寒さを感じないの

(こおりのようなむねのこどくあなたのはくいきでとかして)

氷のような胸の孤独あなたの吐く息で溶かして

(こころのかきねをひとつひとつあなたはやさしくこえてきたわ)

心の垣根をひとつひとつあなたは優しく越えて来たわ

(こわいゆめみてとびおきたひがとおいむかしのようなの)

怖い夢見て飛び起きた日が遠い昔のようなの

(かもめがきゅうこうかしてまいあがる)

カモメが急降下して舞い上がる

(まうようにあなたといきたい)

舞うようにあなたと生きたい

(かめらてにあなたあとずさるやめてうしろはだんがい)

カメラ手にあなた後ずさるやめて後ろは断崖

(みぶるいしながらあなたがわらう)

身震いしながらあなたが笑う

(あなたなしでどういきろというの)

あなたなしでどう生きろと言うの

(あいいろのそらがひびわれてきんいろのひがさすのよ)

藍色の空がひび割れて金色の陽が射すのよ

(むげんのせかいにむげんのじかんここにこうしてふたりでいるのふしぎじゃない？)

無限の世界に無限の時間ここにこうして二人でいるの不思議じゃない？

(であったときからかんじてたのあなたはわたしをかえてくれる)

出逢った時から感じてたのあなたは私を変えてくれる

(たったひとりでたたかっていたさびしいひびがきえさる)

たった一人で戦っていた寂しい日々が消え去る

(あなたのゆっくりあるくしるえっと)

あなたのゆっくり歩くシルエット

(いつまでもきおくしていたい)

いつまでも記憶していたい

(うちよせるなみのとどろきがしたのほうからきこえる)

打ち寄せる波の轟きが下の方から聴こえる

(まふゆのみさきのかぜにさからいあなたのせにそっとほおをよせるの)

真冬の岬の風に逆らいあなたの背にそっと頬を寄せるの

(あいいろのそらがひびわれてきんいろのひがさすのよ)

藍色の空がひび割れて金色の陽が射すのよ

(むげんのせかいにむげんのじかんここにこうしてふたりでいるのふしぎじゃない？)

無限の世界に無限の時間ここにこうして二人でいるの不思議じゃない？

(まほうびんのあついこーひーかたをよせてふたりでのむ)

魔法瓶の熱い珈琲肩を寄せて二人で飲む

(おなじときにおなじくうきをこきゅうしながらいきているのね)

同じ時に同じ空気を呼吸しながら生きているのね

(うちよせるなみのとどろきがしたのほうからきこえる)

打ち寄せる波の轟きが下の方から聴こえる

(まふゆのみさきのかぜにさからいあなたのせにそっとほおをよせるの)

真冬の岬の風に逆らいあなたの背にそっと頬を寄せるの

(あいいろのそらがひびわれてきんいろのひがさすのよ)

藍色の空がひび割れて金色の陽が射すのよ

(むげんのせかいにむげんのじかんここにこうしてふたりでいるのふしぎじゃない？)

無限の世界に無限の時間ここにこうして二人でいるの不思議じゃない？