逆光同盟

(まちがまちがってるって)

(oh-)「街が間違ってる」って

(からすのこえがとびさって)

カラスの声が　翔び去って

(ふいにばからしくなったよるに)

不意に　馬鹿らしくなった夜に

(だれもしらないまま)

誰も知らない侭

(まっくろなはねがとびちった)

真っ黒な羽が　飛び散った

(きえたとしでんせつのようそう)

消えた　都市伝説の様相

(なまえのないこどもたちがてをたたく)

名前の無い子供達が　手を叩く

(ぎこちなくなってうしなっていくじょうちょ)

ぎこちなくなって　失っていく情緒

(ひきつったまぶたにのこったのはうつったのは)

引き攣った瞼に　残ったのは　映ったのは

(しらじらしいまよいだった)

白々しい　迷いだった

(ｇｏｏｕｔｇｏａｈｅａｄ)

『Go out』/『Go ahead』

(さながらからまったせんだ)

宛ら　絡まった線だ

(さかさまなかいがだ)

逆様な　絵画だ

(はじめからからっぽだった)

初めから　空虚だった

(おそろしいくらいにぜんぶぜんぶ)

恐ろしいくらいに　全部、全部

(またたくまおかしくなった)

瞬く間　奇怪しくなった

(もどれなくなっていた)

戻れなくなっていた

(ましてだまされるげんじょう)

況して騙される　現状

(うばわれるのはもうげんかいだ)

奪われるのは　もう限界だ

(じょうしきもりょうしきも)

常識も　良識も

(こうかいもけしとばしちまえ)

後悔も　消しトばしチまえ

(ｂｙｅｂｙｅ)

(Ah-)Bye-bye

(くそくらえなｐｈａｎｔａｓｙ)

クソ喰らえな　Phantasy

(かかとをならしてあたらしくなったら)

踵を鳴らして　新しくなったら

(けしきはｃｒａｃｋｅｄｏｕｔ)

景色は　Cracked out

(ばかみたいにさえていく)

馬鹿みたいに　冴えていく

(くらくらはれるみたいにあっかして)

眩々　腫れるみたいに悪化して

(ｆｌｙｈｉｇｈ)

Fly-high

(とあるひぎゃくのｒｅｎｄｅｚｖｏｕｓ)

と或る被虐の　Rendez-vous

(いたみをきざんでのうみそのおくまで)

痛みを刻んで　脳みその奥まで

(よぞらにうかんでてをのばせないまま)

夜空に浮かんで　手を伸ばせないまま

(ぶざまにきれいにはえたすがおを)

無様に　綺麗に　映えた素顔を

(ぎゃっこうにさらして)

逆光に　曝して(oh-)