ランプ【Atelier LadyBird】

(せかいはあんがいちっぽけなもんで)

世界は案外　ちっぽけなもんで

(ふみだすたびちがうかおをみせる)

踏み出すたび　違う顔を見せる

(だれひとりとしてかんじるものが)

誰一人として　感じるものが

(こんぽんのぶぶんでことなってるんだ)

根本の部分で　異なってるんだ

(そのなかでわかちあってつなぎあわせて)

その中で分かち合って　繋ぎ合わせて

(うまれてくるちいさなひかりを)

生まれてくる小さな光を

(ともすためのらんぷはいまかいまかとまちわびていて)

灯すためのランプは　今か今かと　待ちわびていて

(ひかりをそのひかりをぼくのなかにいますぐつめこんで)

光を　その光を　僕の中に今すぐ詰めこんで

(きみのまえをさえぎるよごれたやみをきりさくつるぎになるよ)

君の前を遮る汚れた闇を　切り裂く剣になるよ

(だからいますぐにひかりを)

だから今すぐに　光を

(せかいはそうぞういじょうにこわれてて)

世界は想像以上に　壊れてて

(よどみやすくてにごりやすくて)

淀みやすくて　濁りやすくて

(ぼくたちにうつるけしきがまるで)

僕たちに映る　景色がまるで

(しんきろうのようにかんじてしまうよ)

蜃気楼のように　感じてしまうよ

(そのなかでみつけだしてかたちづくった)

その中で見つけ出して　形作った

(たったひとつのあわいひかりを)

たった一つの淡い光を

(ともすためのらんぷはちからづよくはげしくもとめていて)

灯すためのランプは　力強く　激しく求めていて

(ひかりをこのひかりをぼくのなかにはやくつめこんで)

光を　この光を　僕の中に早く詰め込んで

(きみのまえにひろがるよどんだくもをけしさるつるぎになりたいんだ)

君の前に広がる淀んだ雲を　消し去る剣になりたいんだ

(たったひとつのいのちをけずり)

たった一つの　命を削り

(ちいさなひかりはもえつづけてる)

小さな光は　燃え続けてる

(いつまでもはかがやくことはない)

いつまでもは　輝くことはない

(はかなくちっていくんだ)

儚く散って行くんだ

(でもこのきらめきはきっとうけつがれていく)

でもこの煌めきは　きっと受け継がれていく

(そんなきがした)

そんな気がした

(ひかりよひかりよぼくのなかでずっとかがやいて)

光よ　光よ　僕の中でずっと輝いて

(めのまえをさえぎるおそれのやみをひきさくつるぎになって)

目の前を遮る恐れの闇を　引き裂く剣になって

(ひかりがこのひかりがぼくのなかでおたけびをあげている)

光が　この光が　僕の中で雄叫びを上げている

(たましいがはいになるそのときまでありのままでもえつづけて)

魂が灰になるその時まで　ありのままで燃え続けて

(さけぶんだもうこわくないよ)

叫ぶんだ　もう怖くないよ

(だからいますぐにひかりを)

だから今すぐに　光を