文豪ストレイドッグス十四巻

(やりのこしたことがあるしとつみのやくそくそのいっしゅうかんであるおとこをこのてでころしたい)

遣り残した事がある　死と罪の約束その一週間で　或る男をこの手で殺したい

(あるくのめんどうだからきみのせなかにのせてくれ)

歩くの面倒だから君の背中に乗せてくれ！

(ありがとうこれでさいごのじょうほうがそろったよきみがふたつのじけんのはんにんだおぐりむしたろうくん)

有り難うこれで最後の情報が揃ったよ　君が二つの事件の犯人だ　小栗虫太郎君

(いっぱんじんはいのうにはかてないそれでもぼくはきみをたおすなぜなら)

一般人は異能には勝てない　それでも僕は君を倒す　何故なら

(なかまがぼくをむてきだとおもっているから)

仲間が僕を無敵だと思っているから

(つまりかれはじさつだ)

つまり彼は　自殺だ

(ありがとうむしくんひきうけてくれてやはりきみはゆいいつの)

有り難う虫クン　引き受けてくれて　矢張り君は唯一の

(じしゅしなければいまのかせつをこうひょうするこれはすいりじゃない)

自首しなければ今の仮説を公表する　これは推理じゃない

(たましいをしんしょくするまじんのそうしんじゅつたんていごろしをころすぼくのあらたなぶきだ)

魂を侵食する魔人の操心術　「探偵殺し」を殺す僕の新たな武器だ

(わたしはよこみぞがきらいだきらいでなくてはならないのだ)

私はヨコミゾが嫌いだ　嫌いでなくてはならないのだ

(ではつぎのくいずわたしはなにしにきたでしょうひんとはあとしまつ)

では次のクイズ　私は何しに来たでしょう？　ヒントは後始末！

(とらはつよいがおまえはよわい)

虎は強いがお前は弱い

(ゆうじんのさいごのことばこのしごとはことわる)

友人の最後の言葉　この仕事は断る

(あなたにあしたはきませんもとまふぃあかんぶだざいおさむ)

貴方に明日は来ません　元マフィア幹部太宰治

(ぼくはかんぜんにしょうきださつじんのじゃあくをりかいしひとなみのざいあくかんもかんじている)

僕は完全に正気だ　殺人の邪悪を理解し人並みの罪悪感も感じている

(てんにんのごすいのしょうたいはぶそうたんていしゃだ)

天人五衰の正体は武装探偵社だ

(じゅうりょくにとらわれずひしょうするかんぜんなじゆうぼくはそれをもとめる)

重力に囚われず飛翔する完全な自由　僕はそれを求める

(じゅうっておもしろいよねもつとなぜかぜんいんばかになる)

銃って面白いよね　持つと何故か全員莫迦になる

(ひとをじめつへとかりたてるどうきはふたつだけきょうきとしめいだ)

人を自滅へと駆り立てる動機は二つだけ　狂気と使命だ

(やくそくしたろこまったときにしごとをしょうかいするって)

約束したろ？困った時に仕事を紹介するって