氷晶の涙

(あなたにふれたくて)

あなたに触れたくて

(いつしかつめたくて)

いつしか冷たくて

(こごえるてをつつむのは)

凍える手を包むのは

(あなたがいいの)

あなたがいいの

(せいじゃくしろいせかいがまぶしくいたみになる)

静寂 白い世界がまぶしく痛みになる

(つもればきえるかんかくいわかんだけのこし)

積もれば 消える感覚 違和感だけ残し

(どうしてせいいっぱいのふつうをえんじてるの)

どうして 精一杯の「普通」を演じてるの？

(じょうずなことばがなくてじぶんもだませない)

上手な 言葉がなくて 自分も騙せない

(きっと)

きっと

(きせつのおわりね)

季節の終わりね

(あなたにふれたくて)

あなたに触れたくて

(いつしかつめたくて)

いつしか冷たくて

(こごえるてをやさしさでまたつつんでよ)

凍える手を優しさで また包んでよ

(かなわぬねがいごと)

叶わぬ願いごと

(よごれたゆきのように)

汚れた雪のように

(ずっとおもたくのこってる)

ずっと 重たく残ってる

(ゆめみたままで)

夢見たままで

(にぎわうこえをひそめてこおったはねをやすめ)

賑わう 声を潜めて 凍った羽を休め

(ゆきどけまつとりたちのきもちとうらはらに)

雪解け 待つ鳥達の気持ちと裏腹に

(わたしのあついおもいがあなたをいためていた)

私の熱い想いがあなたを傷めていた？

(むいしきそんなひとことなんかでかたせない)

”無意識”そんな一言なんかで片せない

(どうか)

どうか

(きせつをもどして)

季節を戻して…

(とけてくけっしょうは)

溶けてく結晶は

(ふたりとかさなって)

二人と重なって

(きれいにはもどれないとわかっているよ)

綺麗には戻れないと 分かっているよ

(それでもしらないの)

それでも、知らないの。

(ばかなふりをさせて)

馬鹿なフリをさせて

(はなれてくそのこころを)

離れてくその心を

(みたくないから)

見たくないから

(ひつようとしてほしいよ)

必要として欲しいよ

(わたしのことを)

私の事を…

(そのきのないものにすがり)

その気のない者に縋り

(かなでたねいろでだれをいやせるというのおしえて)

奏でた音色で誰を癒せるというの？教えて

(ゆきにかくしたなみだ)

雪に隠した涙

(いろづくせかいでも)

色付く世界でも

(あきずにおもってる)

飽きずに想ってる

(こごえるてをつつむのは)

凍える手を包むのは

(たったひとりだけ)

たったひとりだけ

(あなたがいい)

あなたがいい

(とけてくけっしょうは)

溶けてく結晶は

(ふたりとかさなって)

二人と重なって

(きれいにはもどれないとわかっているよ)

綺麗には戻れないと 分かっているよ

(それでもしらないの)

それでも、知らないの。

(ばかなふりをさせて)

馬鹿なフリをさせて

(はなれてくそのこころを)

離れてくその心を

(みたくないから)

見たくないから

(ひつようとしてほしいよ)

必要として欲しいよ

(わたしのことを)

私の事を…