正夢の少女　かすみ草とステラ

(あのなつのおもいでだって)

あの夏の思い出だって

(きみとこえてくきがした)

君と超えてく気がした

(はじめててにしたきっかけは)

はじめて手にしたきっかけは

(そのままつづかなくて)

そのまま続かなくて

(さきをいくくらすめいとに)

先を行くクラスメイトに

(ばれないようにしっとした)

バレないように嫉妬した

(ひとりきりのきょうしつまど)

一人きりの教室窓

(そんなうまくいかないよ)

「そんなうまくいかないよ」

(つぶやいてわらってみせた)

呟いて笑ってみせた

(あのころえがいてたこと)

あの頃描いてたこと

(ちょっぴりおくれてごめんね)

ちょっぴり遅れてごめんね

(だれにだってじゃまできない)

誰にだって邪魔できない

(やくそくかなえるから)

約束叶えるから

(ゆめからさめたせかいで)

夢から覚めた世界で

(きみとたびをするんだ)

君と旅をするんだ

(きずついてしまうそのときは)

傷ついてしまうその時は

(はじまりをおもいだして)

始まりを思い出して

(きみがひろげるせかいは)

君が広げる世界は

(まちがってもだいじょうぶ)

間違っても大丈夫

(いつかきょうもおとなになって)

いつか今日も大人になって

(おもいでにかわるのかな)

思い出に変わるのかな

(ほんとうにであえてよかった)

「本当に出会えてよかった」

(あさまでかたりあった)

朝まで語り合った

(ねえずっとつづきますように)

「ねえ、ずっと続きますように」

(ばれないようにねがった)

バレないように願った

(きみのとなりにさかせてよ)

君の隣に咲かせてよ

(こころのそこつたえたいこと)

心の底 伝えたいこと

(きっといくつもないから)

きっといくつもないから

(ゆめからさめたせかいで)

夢から覚めた世界で

(きみとたびをするんだ)

君と旅をするんだ

(あたってくだけたそのかけらも)

当たって砕けたそのカケラも

(ぽけっとのなかつめこんで)

ポケットの中詰め込んで

(きみがひろげるせかいは)

君が広げる世界は

(ころんでもだいじょうぶ)

転んでも大丈夫

(いつかきょうもおとなになって)

いつか今日も大人になって

(おもいでにかわるのかな)

思い出に変わるのかな

(ふきぬけてゆく)

吹き抜けてゆく

(はじめてのかぜ)

初めての風

(かれてしまいそうなはなさえも)

枯れてしまいそうな花さえも

(せいざのようにささえあって)

星座のように支え合って

(きっとさきほこれるから)

きっと咲き誇れるから

(これからみえるけしきは)

これから見える景色は

(どんなけつまつだろう)

どんな結末だろう

(きせつがすぎてくそのときは)

季節が過ぎてくその時は

(またゆめをみつづけよう)

また夢を見続けよう

(きみがひろげるせかいは)

君が広げる世界は

(いっしょならだいじょうぶ)

一緒なら大丈夫

(いつかきょうがあのひになって)

いつか今日があの日になって

(きせきはすでにうまれて)

奇跡は既に生まれて

(たからものになるのかな)

宝物になるのかな