【ろ\り\た\み】室内機
歌詞(問題文)
(おふとんのなかにもぐってしつないきながめてた)
お布団の中にもぐって 室内機ながめてた
(つめたいくうきとあついしせんがこちらにながれてきた)
冷たい空気と熱い視線が こちらに流れてきた
(それはちばしっためがひとつ)
それは 血走った目が一つ
(するどくてあなのあいたとっきをこっちにむけている)
鋭くて 穴のあいた突起をこっちに向けている
(ひからびる)
干からびる
(ひからびる)
干からびる
(みずみずみずみずをください)
水 水 水 水をください
(ひからびる)
干からびる
(ひからびる)
干からびる
(かわだけになってしまった)
皮だけになってしまった
(たたみのうえねころびきいてたせみしぐれ)
畳の上 寝転び聞いてた蝉時雨
(あいたまど)
開いた窓
(つめたいくうきとあついしゅうきが)
冷たい空気と暑い臭気が
(こちらにながれてきた)
こちらに流れてきた
(ここはそれは)
ここは (それは)
(だんちのさいじょうかいくうちゅうをただよっていた)
団地の最上階 (空中を漂っていた)
(あれはなに?おおきなくち)
あれは何? (大きな口)
(めだまめだまめだまむすうのは)
目玉 目玉 目玉 (無数の歯)
(すべてがぎょろりとこっちをしっかりみつめてるおってくるのだ)
全てがぎょろりとこっちをしっかり見つめてる (追ってくるのだ)
(ああうぐいすやとんぼはころされた)
ああ ウグイスやトンボは殺された
(うさぎもころされた)
うさぎも殺された
(あじはあたまだけ)
(アジは頭だけ)
(かつおはしっぽだけ)
カツオは尻尾だけ
(ああらじおをつければ)
ああ ラジオをつければ
(うなぎとなまずがのこりました)
ウナギとナマズが残りました
(となりましたなりました)
と鳴りました 鳴りました
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(みずみずみずみずにされていく)
水 水 水 水にされていく
(とけていく)
溶けていく
(とけていく)
溶けていく
(ひとつだけになってしまった)
一つだけになってしまった。