愛の手 / マカロニえんぴつ

(いつかてをひっぱってよ)

いつか手を引っ張ってよ

(ふさがれたきのうも)

塞がれた昨日も

(ねえこのままわすれていきる)

ねえ、このまま忘れて生きる

(いつもてがひっかいたな)

いつも手が引っ掻いたな

(きえずにのこったまま)

消えずに残ったまま

(ねえぼくにはすこしむずかしいよ)

ねえ、僕には少し難しいよ

(じゅうにがつのそらはあおさがたりない)

「十二月の空は青さが足りない」

(きみはずっとおちつきがない)

きみはずっと落ち着きがない

(へいこうにあるいていたつもりが)

平行に歩いていたつもりが

(なんでかいつもにさんぽずれてしまうな)

なんでかいつも二、三歩ずれてしまうな

(あいはきみがよくうたうしらないうたで)

愛は、きみがよく歌う知らない歌で

(こいはぼくのすきなうた)

恋は、ぼくの好きな歌

(いつかてをひっぱってよ)

いつか手を引っ張ってよ

(ふさがれたきのうも)

塞がれた昨日も

(ねえこのままわすれていきる)

ねえ、このまま忘れて生きる

(いつもてがひっかいたな)

いつも手が引っ掻いたな

(きえずにのこったまま)

消えずに残ったまま

(ねえあなたはわすれてしまう)

ねえ、あなたは忘れてしまう？

(もうきっとあおすぎるそらにぼくはなれない)

もうきっと青すぎる空に僕はなれない

(えらんでひろってすてることも)

選んで拾って捨てることも

(いっぽんすってとおいめのあなたをよこでみてた)

一本吸って遠い目のあなたを横で見てた

(ずるいなそうやってひとりで)

ずるいな、そうやってひとりで

(いつかでもみつかっても)

いつか、でも見つかっても

(うけいれられないよ)

受け入れられないよ

(ねえこのままわすれてあるく)

ねえ、このまま忘れて歩く

(なんかいでもなんかいでもなまえをよんでみせるよ)

何回でも何回でも名前を呼んでみせるよ

(もうこれいじょうみえなくなっても)

もうこれ以上見えなくなっても

(いつかてがはなれたら)

いつか手が離れたら

(おもいだしてくれんのかな)

思い出してくれんのかな

(ねえこのままあふれたきょうは)

ねえ、このまま溢れた今日は

(わすれていきる)

忘れて生きる

(わすれていきる)

忘れて生きる