生物基礎

問題文
(せいぶつのからだはdnaのいでんじょうほうにもとづいてつくられ、)
生物の体はDNAの遺伝情報に基づいて作られ、
(あるせいぶつがもついでんじょうほうすべてをげのむといいせいしょくさいぼう(せいしなど)1せっと、)
ある生物が持つ遺伝情報全てをゲノムといい生殖細胞(せいしなど)1セット、
(たいさいぼう(めなど)2せっと。dna(でおきしりぼかくさん)はせんしょくたいないで)
体細胞(目など)2セット。DNA(デオキシリボ核酸)は染色体内で
(せいぶつのからだのせっけいずになるぶっしつで、いでんしはせいぶつのけいしつをきめるようそ。)
生物の体の設計図になる物質で、遺伝子は生物の形質を決める要素。
(ここのいでんしによりしゅるいがきまるぶっしつをたんぱくしつという。)
個々の遺伝子により種類が決まる物質をタンパク質と言う。
(めんでるはまめをつかっていでんのほうそくをはっけんしいでんがくのきそをつくり、)
メンデルは豆を使って遺伝の法則を発見し遺伝学の基礎を作り、
(みーしゃーはうみをつかいかくからdnaをはっけんし、さっとんはせんしょくたいせつをていしょう)
ミーシャーは膿を使い核からDNAを発見し、サットンは染色体説を提唱
(ぐりふぃすはいでんしがたんぱくしつじゃないこととせいしつてんかんをはっけん。)
グリフィスは遺伝子がタンパク質じゃないことと性質転換を発見。
(せいしつてんかんはほんらいもっていないいでんしをとりこみさいぼうのけいしつがへんかすること)
性質転換は本来持っていない遺伝子を取り込み細胞の形質が変化すること
(はいえんそうきゅうきん(sがたとrがた)をつかった。えいぶりーははいえんそうきゅうきんをつかって)
肺炎双球菌(S型とR型)を使った。エイブリーは肺炎双球菌を使って
(dnaがいでんぶっしつとはっけんし、はーしーとちぇいすはばくてりおふぁーじをつかい)
DNAが遺伝物質と発見し、ハーシーとチェイスはバクテリオファージを使い
(dnaがいでんぶっしつとしょうめいした。ばくてりおふぁーじはさいきんにかんせんするういるすで)
DNAが遺伝物質と証明した。バクテリオファージは細菌に感染するウイルスで
(はいえんそうきゅうきんはそとがわにひまくをもちびょうげんせいのあるsがたきんとどちらもないrがたきんがある)
肺炎双球菌は外側に被膜を持ち病原性のあるS型菌とどちらもないR型菌がある
(dnaのりったいこうぞうはにじゅうらせんこうぞうで、はっけんしたのは)
DNAの立体構造は二重らせん構造で、発見したのは
(うぃるきんすとふらんくりん、しょうめいしたのはわとそんとくりっくで、)
ウィルキンスとフランクリン、証明したのはワトソンとクリックで、
(しょうめいするためのでーたとしてしゃるがふのきそくをつかった。)
照明するためのデータとしてシャルガフの規則を使った。
(dnaのきほんたんいはりんさん・えんき・とう(でおきしりぼーす)で、これらが)
DNAの基本単位はリン酸・塩基・糖(デオキシリボース)で、これらが
(けつごうしたたんいをぬくれおちどという。)
結合した単位をヌクレオチドという。
(えんきはa(あでにん)t(ちみん)g(ぐあにん)c(しとしん)で)
塩基はA(アデニン)T(チミン)G(グアニン)C(シトシン)で
(たがいにあいてをおぎなうようにけつごうするせいしつ(そうほせい)でのみすいそけつごうする。)
互いに相手を補うように結合する性質(相補性)でのみ水素結合する。
(どうしゅのせいぶつのatとgcのわりあいはおなじ(しゃるがふのきそく)で、dnaの)
同種の生物のATとGCの割合は同じ(シャルガフの規則)で、DNAの
(2ほんくさりをむすびつけているたいになったえんきをえんきついといい、このけつごうには)
2本鎖を結び付けている対になった塩基を塩基対といい、この結合には
(かたほうのくさりのえんきのならびかた(えんきはいれつ)がきまればかたほうはじどうてきにけっていされる)
片方の鎖の塩基の並び方(塩基配列)が決まれば片方は自動的に決定される
(たいさいぼうぶんれつはからだをつくるさいぼうがふえるときのさいぼうぶんれつで、)
体細胞分裂は体を作る細胞が増える時の細胞分裂で、
(げんすうぶんれつはせいしょくのためのさいぼうをしょうじるさいぼうぶんれつ)
減数分裂は生殖のための細胞を生じる細胞分裂
(ぶんれつまえのさいぼうをぼさいぼう、ぶんれつごのさいぼうをむすめさいぼうといい、)
分裂前の細胞を母細胞、分裂後の細胞を娘細胞と言い、
(さいしょにかくのぶぶんがぶんれつするかくぶんれつがおきて、このかていは)
最初に核の部分が分裂する核分裂が起きて、この過程は
(ぜんき・ちゅうき・こうき・しゅうきにわけられ、かくぶんれつのおわりごろからさいぼうしつのぶぶんが)
前期・中期・後期・終期にわけられ、核分裂の終わり頃から細胞質の部分が
(にぶんされるさいぼうしつぶんれつがおこる。かくぶんれつがはじまりおわるまでをぶんれつき、)
二分される細胞質分裂が起こる。核分裂が始まり終わるまでを分裂期、
(ぶんれつきがおわってつぎのぶんれつきがはじまるまでをかんきという。)
分裂期が終わって次の分裂期が始まるまでを間期という。
(せんしょくたいはどうけい・どうだいのものが2ほんずつあり、このついになるせんしょくたいを)
染色体は同形・同大のものが2本ずつあり、この対になる染色体を
(そうどうせんしょくたいといい、せんしょくたいはせいぶつしゅごとにかずとかたちがきまっている。)
相同染色体と言い、染色体は生物種ごとに数と形が決まっている。
(ぼさいぼうがdnaをふくすうぶんれつするかていのくりかえしをさいぼうしゅうきといい、かんきには)
母細胞がDNAを複数分裂する過程の繰り返しを細胞周期といい、間期には
(dnaごうせいじゅんびき(g1き)、dnaごうせいき(sき)、ぶんれつじゅんびき(g2き))
DNA合成準備期(G1期)、DNA合成期(S期)、分裂準備期(G2期)
(ぜんき~しゅうきにはぶんれつき(mき)がある。 )
前期~終期には分裂期(M期)がある。
(かたほうふるくかたほうあたらしいdnaのぬくれおちどくさりのふくせいをはんほぞんてきふくせいという。)
片方古く片方新しいDNAのヌクレオチド鎖の複製を半保存的複製という。
(たんぱくしつはたすうのあみのさんがくさりじょうになったぶんしからふくすうけつごうしてできる。)
タンパク質は多数のアミノ酸が鎖状になった分子から複数結合してできる。
(rna(りぼかくさん)はえんきはいれつをもとにあみのさんからたんぱくしつをごうせいするぶっしつで)
RNA(リボ核酸)は塩基配列を元にアミノ酸からタンパク質を合成する物質で
(とくちょうは1ぽんのぬくれおちどくさりこうぞうで、とうはりぼーす。u(うらしる)をつかい、)
特徴は1本のヌクレオチド鎖構造で、糖はリボース。U(ウラシル)を使い、
(mrna(でんれい)、trna(うんぱん)、rrna(りぼそーむ)がある。)
MRNA(伝令)、TRNA(運搬)、RRNA(リボソーム)がある。
(rnaがdnaのえんきはいれつをそうほせいにうつしとっているかていをてんしゃといい、これで)
RNAがDNAの塩基配列を相補性に写し取っている過程を転写と言い、これで
(ごうせいされたrnaがmrna(でんれいrna)で、3つで1つのあみのさんをしてい)
合成されたRNAがMRNA(伝令RNA)で、3つで1つのアミノ酸を指定
(それがつぎつぎつらなりたんぱくしつがごうせいされるかていをほんやくという。)
それが次々連なりタンパク質が合成される過程を翻訳という。
(このじゅんにじょうほうがながれることをせんとらるどぐまという。)
この順に情報が流れることをセントラルドグマという。
(せいたいないのさまざまなかがくはんのうをそくしんするのはこうそ。)
生体内の様々な化学反応を促進するのは酵素。
(mrnaは3つのえんきで1せっと(こどん)、trnaはあんちこどん)
MRNAは3つの塩基で1セット(コドン)、TRNAはアンチコドン
(dnaのじょうほうをしたにたんぱくしつがごうせいされることをいでんしのはつげんといい、)
DNAの情報を下にタンパク質が合成されることを遺伝子の発現と言い、
(さいぼうのぶんかとはさいぼうぶんれつごにさいぼうがとくていのけいたいやきのうをもつようになること)
細胞の分化とは細胞分裂後に細胞が特定の形態や機能を持つようになること
(だせんせんしょくたいのとくちょうはつうじょうの100~150ばいのきょだいなせんしょくたいで、)
打線染色体の特徴は通常の100~150倍の巨大な染色体で、
(ゆすりかなどがよくじっけんからだにもちいられる。だせんせんしょくたいじょうでとくていのぶいが)
ユスリカなどがよく実験体に用いられる。打線染色体上で特定の部位が
(ふくれているのがかんさつでき、このぶいをぱふとよぶ。これはてんしゃがおきている。)
ふくれているのが観察でき、この部位をパフと呼ぶ。これは転写が起きている。