ラムネイドブルーの憧憬

(ぼくはどこにいるのだろう)

僕は何処にいるのだろう

(しろくきえていった)

白く消えていった

(あわのようにあわい)

泡のように淡い

(こくうのみちをつかんだ)

虚空の道を掴んだ

(またとんでみようか？)

また飛んでみようか？

(はじめてきみとであったばしょへ)

初めて君と出会った場所へ

(おりたたんだつばさをかぜにのせてをのばす)

折り畳んだ翼を風に乗せ手を伸ばす

(らむねをにぎってはしりだす)

ラムネを握って走り出す

(したたるあせふりはらって)

滴る汗振り払って

(あおいあおいじぶんしんじて)

青い青い自分信じて

(きみをおいかけていた)

君を追いかけていた

(かみひこうきにえがいた)

紙飛行機に描いた

(とうめいになったあのしょうけい)

透明になったあの憧憬

(あおくあおくそめていくんだ)

蒼く蒼く染めていくんだ

(とおくまでとどけよなにもかも)

遠くまで届けよ何もかも

(いまはどこにむかうのだろう)

現在は何処に向かうのだろう

(つぎのぺーじさえもくものようにしろく)

次のページさえも雲のように白く

(ぼくのみらいはかすんだ)

僕の未来は霞んだ

(わずかなきぼうだいて)

僅かな希望抱いて

(はじめてきみとはなしていたまちの)

初めて君と話していた町の

(あすふぁるとをふみしめて)

土瀝青を踏みしめて

(きょうもまたおいかける)

今日もまた追いかける

(らむねをにぎってはしりだす)

ラムネを握って走り出す

(さしこむかぜふりはらって)

差し込む風振り払って

(あおいあおいそらをみあげて)

青い青い空を見上げて

(ひたすらまえめざした)

ひたすら未来目指した

(かみひこうきにえがいた)

紙飛行機に描いた

(とうめいのままのしょうけい)

透明のままの憧憬

(すこしきみにちかづいたかな？)

少し君に近づいたかな？

(でもとどかないんだ)

でも届かないんだ

(ふりかえることはありえないのさ)

振り返る事は有り得ないのさ

(すこしだけちがうせかいにいるのだろう)

少しだけ違う世界にいるのだろう

(きみがかなえずおえるのなら)

君が叶えず終えるのなら

(ぼくははじめるよかなうまで)

僕は始めるよ叶うまで

(ばらばらになってとおざかる)

バラバラになって遠ざかる

(したたるあせふきいながら)

滴る汗拭いながら

(あおいあおいそらをみあげて)

青い青い空を見上げて

(きみにむけたおもいを)

君に向けた想いを

(かみひこうきにえがいた)

紙飛行機に描いた

(とうめいのままのしょうけい)

透明のままの憧憬

(すこしすこしそめていくんだ)

少し少し染めていくんだ

(あのらむねのように)

あのラムネのように

(らむねをにぎってはしりだす)

ラムネを握って走り出す

(したたるあせふりはらって)

滴る汗振り払って

(あおくあおいじぶんしんじて)

青く青い自分信じて

(きみにむけてとばした)

君に向けて飛ばした

(かみひこうきにえがいた)

紙飛行機に描いた

(らむねいろのらぶれたー)

ラムネ色の恋文

(あおくつよくつたえてくれていたらいいのにな)

蒼く強く伝えてくれていたらいいのにな

(．．．いいのにな)

...いいのにな