凱旋パレード

(かさねたいろあお)

重ねた色碧(あお）

(なしてわれはとう)

なして我は問う

(ふらくにしずむ)

不楽(ふらく)に沈む

(まちのかなで)

街の奏

(めをあけどあお)

目を明けど　碧(あお）

(ほつれたいとはもう)

解(ほつ)れた糸は　もう

(ただゆきゆきてこう)

ただ行き行きて　乞(こ)う

(しんらにひそむばんしょう)

森羅(しんら)に潜む　万象(ばんしょう）

(あがめよはすのはな)

崇(あが)めよ　蓮の花

(いつわりにみをよせて)

偽りに　身を寄せて

(とどかぬきょりまで)

届かぬ距離まで

(もどかしきひびを)

もどかしき日々を

(つらぬいて)

貫いて

(ゆらせゆらせかぼちゃのばしゃ)

揺らせ！揺らせ！カボチャの馬車

(ぱれーどはつづく)

パレードは続く

(ふらせふらせひあいのあめ)

降らせ！降らせ！悲哀(ひあい)の雨

(あなたはまどろむ)

あなたは微睡(まどろ)む

(だまされないで)

騙されないで

(それはすべて)

それは全て

(あなたへのわな)

あなたへの　罠

(けがされないで)

汚(けが)されないで

(うつくしいまま)

美しいまま

(せいじつなまま)

「誠実」なまま

(ひごにさそわれど)

庇護(ひご)に誘(さそわ)れど

(このみにやどすせい)

この身に宿す　性

(はんにゃのめんにあいをささぐ)

般若(はんにゃ)の面に　愛　を捧ぐ

(かじつのらせん)

果実の螺旋(らせん）

(あこがれにのまれては)

憧れに　飲まれては

(みぬけぬあくいを)

見抜けぬ　悪意　を

(しりました)

知りました

(ながれながれおえつとあせ)

流れ流れ　嗚咽(おえつ)と　汗

(とめどめどもなく)

止めど　目処(めど)も無く

(まどえまどえむれはぐれし)

惑え！惑え！群れ逸(はぐ)れし

(たかとぶがごとし)

鷹(たか)飛ぶが如(ごと)し

(さりとていまのなかになにか)

さりとて今の中に何か

(さちはみぬけぬ)

幸(さち)は見抜けぬ

(ちかえちかえわがなのもとに)

誓(ちか)え！誓(ちか)え！我が名の下に

(いかのけいやく)

以下の契約(けいやく)

(こわせこわせとーしろへき)

壊せ！壊せ！トーシロ壁(へき）

(たとえしんそうが)

例え真相が

(くらくくらくよごれにみちた)

暗く暗く　汚れに満ちた

(あかいはなでも)

赤い花でも

(ふかくふかくつながりをもつ)

深く深く　繋がりを持つ

(おすがわらえど)

オスが笑えど

(しらぬしらぬ)

知らぬ知らぬ

(ままではしなぬ)

ままでは死なぬ

(みちをゆくがいい)

道を往(ゆ)くがいい