アンベシル滑落奇譚
(敬称略)
作詞:TaKU.K
作曲:TaKU.K
編曲:TaKU.K
唄:GUMI
自分用
「、」「?」などの記号はそのまま残しています。
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歌詞(問題文)
(あんねいのひびはこっけいなひびへかたちをかえる)
安寧の日々は滑稽なヒビへ形を変える
(えすかーすとのさいかそう)
エス・カーストの最下層
(とろいめらいさめ、かおすないまへと)
トロイメライ覚め、カオスな今へと
(しゅうえんまぢかのえんもくであがくありさま、ぶざま!)
終演間近の演目で足掻く有様、無様!
(ふらん、ぶらくらをふみぬけば)
腐乱、ブラクラを踏み抜けば
(はきばがてをまねく)
破棄場が手を招く
(はいせよえいこう、せきをくずした)
排せよ栄光、席を崩した
(はいせよがんぼう、えんをくだした)
廃せよ願望、縁を下した
(はいせよれっとう、しはいしゃのごぜんなるぞ)
拝せよ劣等、支配者の御前なるぞ
(さいちのかいほう、ばんめんみだれて)
采地の解放、盤面乱れて
(さいちのらくよう、とうとうくずれて)
才知の落陽、とうとう崩れて
(みくだすものはみくだされていた)
見下す者は見下されていた
(あがなうすべなどしらなくて、)
贖う術など知らなくて、
(わずかなつながりすらきれはてた)
僅かな繋がりすら切れ果てた
(みるめがなく、むかちな)
見る目が無く、無価値な
(おろかものばかりだな、とはきちをはく)
愚か者ばかりだな、と吐き血を吐く
(あくらつなかおりがろじうらをそめる)
悪辣な香りが路地裏を染める
(ふりだしたあめではだはさめ、)
降り出した雨で肌は冷め、
(こころはわいたぞうおでねつをだした)
心は湧いた憎悪で熱を出した
(まいたにくしみがめをだして、)
蒔いた憎しみが芽を出して、
(ひとびとにぜつぼうをふりまけと、)
人々に絶望を振り撒けと、
(じゅそのようにとなえたことばは)
呪詛のように唱えた言葉は
(だれにもとどかずにきえてく)
誰にも届かずに消えてく
(えんめいも、べんめいも、ゆるされることなく、)
延命も、弁明も、許されることなく、
(あわれみすらたむけられず、)
憐れみすら手向けられず、
(どうけにはあんまくがくだる)
道化には暗幕が下る
(さんたんたるひはかんさんなるひが)
惨憺たる日は閑散なる日が
(のみほしてゆく)
呑み干してゆく
(しゅうまついろのまったんで、)
終末色の末端で、
(もろい、えたいなきあかりがゆれてる)
脆い、得体なき灯りが揺れてる
(しゅうあく、かんしゃく、せんぱく、ぶしつけがにじんだかお)
醜悪、癇癪、浅薄、不躾が滲んだ顔
(ちがう、だれだこのばけものは)
違う、誰だ此の化け物は
(はじ、とどまりしらず)
恥、止まり知らず
(かんきょうにはもうげんをつらつらならべ、)
環境には妄言をつらつら並べ、
(にんげんにはぶべつをこめてせきにんてんか)
人間には侮蔑を込めて責任転嫁
(じこあいでみたして、)
自己愛で満たして、
(このあいこそごくじょうだとことだて)
この愛こそ極上だと言立
(ああ、ごめんとうぜんでしっけい)
嗚呼、御免 当然で失敬
(かたるまでもない)
語るまでもない
(たれながれ、ひたすよまいごと)
垂れ流れ、浸す世迷言
(おごり、たかめることがうまいこと)
驕り、高めることが上手いこと
(こわれたおもちゃのように)
壊れた玩具のように
(おのれをあがめ、たたえてをくりかえす)
己を崇め、讃えてを繰り返す
(しゃがれたこえとあまおとのまぐわい)
嗄れた声と雨音の交合い
(とけくちてくからだよりも)
溶け朽ちてく身体よりも
(さんびなこころがうごめいた)
酸鼻な心が蠢いた
(さかしさがはてるしゃばになど)
賢しさが果てる娑婆になど
(ちりあくたほどのかちもないなと)
塵芥程の価値もないなと
(あとかたもなくこのみをけしてくれと)
跡形もなくこの身を消してくれと
(わらいながらさけんだ)
笑いながら叫んだ
(ぶんかいがはじまるきおくも、からだも)
分解が始まる 記憶も、身体も
(ちょっとまて、すぐはてないだと?)
ちょっと待て、すぐ果てないだと?
(あとのまつりきおくははがれてまった)
後の祭り 記憶は剥がれて舞った
(たんがんもむなしくやがては)
嘆願も虚しくやがては
(ことのはすらつむげなくなってた)
言の葉すら紡げなくなってた
(うなりごえうつろなめぶざまなかおのまま)
唸り声 虚ろな目 不様な顔のまま
(からだもはがれる)
身体も剥がれる
(ねがいはかない、すべてはきえはてた)
願いは叶い、全ては消え果てた
(ろじうらのむくろはねずみがあらたなすみかにしてた)
路地裏の骸は鼠が新たな住処にしてた
(おろかものだった)
愚か者だった