ビートシンカー

(もういっかいもういっかい)

もう一回　もう一回

(かさねてくしんくろいど)

重ねてくシンクロイド

(はちょうをあわせつたえたいこえ)

波長を合わせ伝えたい声

(はじまりのうたにのせてこころときはなつびーと)

初まりの歌に乗せて心解き放つビート

(そらへ)

空へ

(それはあまいさとうがしでもなく)

それは甘い砂糖菓子でもなく

(ほろにがいちょこでもなくて)

ほろ苦いチョコでもなくて

(ただひびいてるあめのおと)

ただ響いてる雨の音

(ここちよくてずっとかすめていた)

心地よくてずっと霞めていた

(きこえてるかなさびついたこえが)

聞こえてるかな錆びついた声が

(りずむもあわない)

リズムも合わない

(ぎこちなくてくやしかったんだ)

ぎこちなくて悔しかったんだ

(そんなぽんこつにあなたがくれた)

そんなぽんこつにあなたがくれた

(ぶきようなきもちつつむうたを)

不器用な気持ち包む歌を

(わたしはいまでもおぼえてる)

私は今でも覚えてる

(もういっかいもういっかい)

もう一回　もう一回

(ちかづいてしんくろいど)

近づいてシンクロイド

(あなたにとどくひまでうたうよ)

あなたに届く日まで歌うよ

(はじまりのうたはやがてたかくまいおどる)

初まりの歌はやがて高く舞い踊る

(かなたそらへ)

彼方空へ

(ふたりあるきつづけたどりついたばしょ)

ふたり歩き続け辿り着いた場所

(それはとうにくずれおちた)

それはとうに崩れ落ちた

(えいえんのはいきょだった)

”永遠”の廃墟だった

(いまこの)

今この

(このねがいがもしとどいてるのなら)

この願いがもし届いてるのなら

(またあなたにだけ)

またあなたにだけ

(きこえてるかなてりついたおもいが)

聞こえてるかな照りついた思いが

(はくどうをきざんだぱるすがたしかにみえていたんだ)

拍動を刻んだパルスが確かに見えていたんだ

(あなたがわたしにのこしていった)

あなたが私に残していった

(ぶきようなかたちのはちびーと)

不器用な形の８ビート

(めろでぃをなぞるこのこえ)

メロディをなぞるこの声

(もういっかいもういっかい)

もう一回　もう一回

(かさねてくしんくろいど)

重ねてくシンクロイド

(はちょうをあわせつたえたいこえ)

波長を合わせ伝えたい声

(とどいてるよね)

届いてるよね

(おはようをきょうもうたうぽんこつびーとしんかー)

おはようを今日も歌うぽんこつビートシンカー

(なんぜんねんなんまんねん)

何千年　何万年

(きらめいてしんくろいど)

煌めいてシンクロイド

(にどとうごかないあなたのえがおをきょうもまちつづける)

二度と動かないあなたの笑顔を今日も待ち続ける

(かんぺきなきょうめいのへや)

完璧な共鳴の部屋

(はじまりのびーとしんかー)

初まりのビートシンカー

(ららら)

ららら

(どれだけじかんがたってもわすれないから)

どれだけ時間が経っても忘れないから

(あなたのおとときょうめいする)

あなたの音と共鳴する

(はじまりのびーとしんかー)

初まりのビートシンカー