ニビイロ

(まどのそとはいつもおなじ)

窓の外はいつも同じ

(いろないけしき)

色ない景色

(かぎをかけたはこのなかに)

鍵をかけた箱の中に

(とじこめられているみたい)

閉じ込められているみたい

(いたいけなひとみは)

幼気な瞳は

(いまなにをうつしてるの)

今何を映してるの

(きょりがぜろになるときも)

距離がゼロになる時も

(きみにはとどかなくて)

君には届かなくて

(ものうげなせかいにたったひとりだけ)

物憂げな世界にたった一人だけ

(おねがいいまはぼくだけをみてよ)

お願い　今は僕だけを見てよ

(ふれあえばおもいはかようはずだろう)

触れ合えば想いは通うはずだろう

(きみとかさねたいよ)

君と重ねたいよ...

(ふかのうだろうか)

不可能だろうか

(みあげるのはいつもおなじ)

見上げるのはいつも同じ

(いろないよぞら)

色ない夜空

(はてしのないやみのなかに)

果てしのない闇の中に

(きっとまよいこんだみたい)

きっと迷い込んだみたい

(はじめてのときからわかってた)

初めての時から分かってた

(こころのなか)

心の中

(ぼくじゃないだれかをおもって)

僕じゃない誰かを想って

(このからだだきよせるね)

この体抱き寄せるね

(もしこれがいつわりのきすだとしても)

もしこれが偽りのキスだとしても

(おねがいどうかめをとじたままで)

お願い　どうか目を閉じたままで

(かなうならあのひのばしょにもどって)

叶うならあの日の場所に戻って

(きみにつたえたいよ)

君に伝えたいよ...

(いまさらおそいな)

今更遅いな

(きこえているかな)

聞こえているかな？

(おもいでだけなぜあせずに)

思い出だけ何故　褪せずに

(もしこれがさいごのきすになるなら)

もしこれが最後のキスになるなら

(いろどりはもどってくるのかな)

彩りは戻ってくるのかな

(ものうげなせかいにたったひとりだけ)

物憂げな世界にたった一人だけ

(おねがいいまはぼくだけをみてよ)

お願い　今は僕だけを見てよ

(ふれあえばおもいはかようはずだろう)

触れ合えば想いは通うはずだろう

(きみとかさねたいよ)

君と重ねたいよ...

(ふかのうだろうか)

不可能だろうか