玉音放送

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大東亞戰爭終結ノ詔書
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1 らりたん 2109 F+ 2.5 86.0% 871.3 2192 354 74 2024/03/30

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問題文

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(ちん)

私は

(ふかくせかいのたいせいとていこくのげんじょうとにかんがみ)

深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現狀トニ鑑ミ

深く世界の大勢と日本の現状に鑑み

(ひじょうのそちをもってじきょくをしゅうしゅうせんとほっし)

非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ收拾セムト欲シ

非常の措置をもって時局を収拾しようと思い

(ここにちゅうりょうなるなんじしんみんにつぐ)

茲ニ忠良ナル爾臣民ニ吿グ

忠義で善良なあなた方臣民に告げる

(ちんは)

朕ハ

私は

(ていこくせいふをして)

帝國政府ヲシテ

帝国政府に

(べいえいしそしこくにたいしそのきょうどうせんげんをじゅだくするむねつうこくせしめたり)

米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通吿セシメタリ

米国、英国、中国、ソ連の四か国に対してその宣言を受諾することを通告させた

(そもそもていこくしんみんのこうねいをはかり)

抑々帝國臣民ノ康寧ヲ圖リ

そもそも帝国臣民の安全を確保し

(ばんぽうきょうえいのたのしみをともにするには)

萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ

世界の国々と共に栄え、喜びを共にすることは

(こうそこうそうのいはんにして)

皇祖皇宗ノ遺範ニシテ

天皇家の祖先から残された規範であり

(ちんのけんけんおかざるところ)

朕ノ拳拳惜カサル所

私も深く心にとめ、そう努めてきた

(さきにべいえいにこくにせんせんせるゆえんも)

曩ニ米英二國ニ宣戰セル所以モ

先に、米・英2ヵ国に宣戦した理由も

(またじつにていこくのじぞんおとうあのあんてとをしょきするにいでて)

亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ

また、帝国の自存と東亜の安定を願ってのものであって

(たこくのしゅけんをはいし)

他國の主權を排シ

他国の主権を侵害したり

(りょうどをおかすがごときは)

領土ヲ侵スカ如キハ

領土を侵犯したりするようなことは

(もとよりちんがこころざしにあらず)

固ヨリ朕カ志ニアラス

もちろん私の心志ではない

(しかるにこうせんすでにしさいをけみしちんがりくかいくうしょうのゆうせん)

然ルニ交戰已ニ四歲ヲ閱シ朕カ陸海將兵ノ勇戰

しかしながら、戦闘状態はすでに4年を経て、わが陸海将兵の勇敢な戦闘や

(ちんがひゃくりょうゆうしのれいせい)

朕カ百僚有司ノ勵精

官僚・公務員たちの励精

(ちんがいちおくしゅうしょのほうこう)

朕カ一億衆庶ノ奉公

一億民衆の奉公は

(おのおのさいぜんをつくせるにかかわらず)

各々最善ヲ盡セルニ拘ラス

それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず

など

(せんきょくかならずしもこうてんせず)

戰局必スシモ好轉セス

戦局は必ずしも好転せず

(せかいのたいせいまたわれにりあらず)

世界ノ大勢亦我ニ利アラス

世界の情勢もわれわれにとって不利に働いている

(しかしのみならず)

加之

それだけではなく

(てきはあらたにざんぎゃくなるばくだんをしようして)

敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ

敵は新たに残虐な爆弾(核爆弾)を使用して

(しきりにむこをさっしょうし)

頻ニ無辜ヲ殺傷シ

罪のない人々を殺傷し

(ざんがいのおよぶところしんにはかるばからざるにいたる)

慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル

その被害ははかり知れない

(しかもなおこうせんをけいぞくせんか)

而モ尙交戰ヲ繼續セムカ

それでもなお交戦を継続すれば

(ついにわがみんぞくのめつぼうをしょうらいするのみならず)

終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス

ついにわが民族の滅亡を招くだけでなく

(ひいてじんるいのぶんめいをもはきゃくすべし)

延テ人類ノ文明ヲモ破卻スヘシ

それから引き続いて人類文明をも破壊することになってしまうだろう

(かくのことくんば)

斯ノ如クムハ

そのような事態になったとしたら

(ちんなにをもってかおくちょうのせきしをほし)

朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ

私はどうしてわが子とのいえる多くの国民を守り

(こうそこうそうのしんれいにしゃせんや)

皇祖皇宗ノ心靈ニ謝セムヤ

皇祖皇宗の神霊に謝罪することができようか

(これちんがていこくせいふをして)

是レ朕カ帝國政府ヲシテ

これが私が政府に

(きょうどうせんげんにおうじせしむるにいたれるゆえんなり)

共同宣言ニ應セシムルニ至レル所以ナリ

宣言を応じるようにさせた理由である

(ちんは)

朕ハ

私は

(ていこくとともにしゅうしとうあのかいほうにきょうりょくせるしょほうめいにたいし)

帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ對シ

帝国とともに終始、東亜の解放に協力してきた友好国に対して

(いかんのいをひょうせざりをえず)

遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス

遺憾の意を表さざるを得ない

(ていこくしんみんにしてせんじんにしし)

帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ

帝国臣民であり、戦場で没し

(しょくいきにじゅんじ)

職域ニ殉シ

職場で殉職し

(ひめいにたおれたるものおよびおのいぞくにおもいをいたせば)

非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ

悲惨な最期を遂げた者、またその遺族のことを考えると

(ごないためにさく)

五內爲ニ裂ク

内臓が引き裂かれる思いがする

(かつせんしょうをおい)

且戰傷ヲ負イ

さらに戦場で負傷し

(さいかをこうむり)

災禍ヲ蒙リ

戦渦に遭い

(かぎょうをうしないたるもののこうせいにいたりては)

家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ

家や仕事を失った者の厚生については

(ちんのふかくしんねんするとこなり)

朕ノ深ク軫念スル所ナリ

私が深く心配するところである

(おもうにこんごていこくのうくべきくなんは)

惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ

思うに、今後、帝国の受けるであろう苦難は

(もとよりじんじょうにあらず)

固ヨリ尋常ニアラス

尋常ではない

(なんじしんみんのちゅうじょうも)

爾臣民ノ哀情モ

あなたたち臣民の本心も

(ちんよくこれをしる)

朕善ク之ヲ知ル

私はよく知っている

(しかれどもちんは)

然レトモ朕ハ

しかし、私は

(じうんのおもむくところ)

時運ノ趨ク所

これからの運命について

(たえがたきをたえ)

堪ヘ難キヲ堪ヘ

堪え難いことを堪え

(しのびがたきをしのび)

忍ヒ難キヲ忍ヒ

忍び難いことを忍んで

(もってばんせいのためにたいへいをひらかんとほっす)

以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス

将来の万世のために太平の世を切り開こうと願っている

(ちんは)

朕ハ

私は

(ここにこくたいをこじしえて)

茲ニ國體ヲ護持シ得テ

ここにこうして国体を護持して

(ちゅうりょうなるなんじしんみんのせきせいにしんいし)

忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ眞倚シ

忠良なあなた方臣民の偽りのない心を信じ

(つねになんじしんみんとともにあり)

常ニ爾臣民ト共ニ在リ

常にあなた方臣民と共にある

(もしそれじょうのげきするところみだりにじたんをしげくし)

若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ

もし激情にかられてむやみに事をこじらせ

(あるいはどうほうはいせい)

或ハ同胞排擠

あるいは同胞同士が

(たがいにじきょくをみだり)

互ニ時局ヲ亂リ

排斥し合って国家を混乱に陥らせて

(ためにだいどうをあやまり)

爲ニ大道ヲ誤リ

国家の方針を誤って

(しんぎをせかいにうしなうがごときは)

信義ヲ世界ニ失フカ如キハ

世界から信用を失うようなことを

(ちんもっともこれをいましむ)

朕最モ之ヲ戒ム

私はもっとも戒めたい

(よろしくきょこくいっか)

宜シク擧國一家

国を挙げて一つの家族のように

(しそんあいつたえ)

子孫相傳ヘ

子孫ともども

(かたくしんしゅうのふめつをしんじ)

確ク神州ノ不滅ヲ信シ

かたく神国日本の不滅を信じ

(にんおもくしてみちとおきをおもい)

任重クシテ道遠キヲ念ヒ

道は遠く責任は重大であることを自覚し

(そうりょくをしょうらいのけんせつにかたむけ)

總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ

総力を将来の建設のために傾け

(どうぎをあつくし)

道義ヲ篤クシ

道義心と

(しそうをかたくし)

志操ヲ鞏クシ

志操をかたく持ち

(ちかってこくたいのせいかをはつようし)

誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ

日本の栄光を再び輝かせるよう

(せかいのしんうんにおくれざらんことをきすべし)

世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ

世界の動きに遅れないように期すべきだ

(なんじしんみんそれよくちんがいをていぜよ)

爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ

あなた方臣民は私のそのような意を体しえほしい

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