3rD

(けむるきおくをまたきょうもひとつけそう)

煙る記憶をまた　今日もひとつ消そう

(けんをきそうはなのあわれさにかえて)

妍を競う花の　哀れさに替えて

(けむるきおくをまたきょうもひとつけそう)

煙る記憶をまた　今日もひとつ消そう

(けんをきそうはなのあわれさにかえて)

妍を競う花の　哀れさに替えて

(いくえにもかさなれるきせきはときにとけ)

幾重にも重なれる　軌跡は時に溶け

(ひとのきはしばられずよろこびおいゆく)

人の気は縛られず　喜び追いゆく

(なつかしいあのひのまぶしさのなかに)

懐かしいあの日の　まぶしさの中に

(きみがいきづいていまもかがやけば)

君が息づいて　今も輝けば

(なつかしいあのひはまぶしさのなかで)

懐かしいあの日は　まぶしさの中で

(きみよいきづいてときをとめて)

君よ息づいて　時を止めて

(いちじんのかぜはふくいちりんのはなはさく)

一陣の風は吹く　一輪の花は咲く

(くちぬおもいのゆくえつげておきさるの)

朽ちぬ想いの行方　告げて置き去るの

(ときはやがてみちてかわのながれにかす)

時はやがて満ちて　川の流れに化す

(つぎのあつさがくるくいさえわすれさす)

次の熱さが来る　悔いさえ忘れさす

(ひとばしらひきかえにきょうらんをしずめ)

人柱ひきかえに　狂乱を静め

(いくばくもなくさめるねむりはあさく)

幾許もなく醒める　眠りは浅く

(ときはやがてみちてかわのながれにかす)

時はやがて満ちて　川の流れに化す

(つぎのあつさがくるくいさえわすれさす)

次の熱さが来る　悔いさえ忘れさす

(ふりさけみるそらとわのはかなさが)

振り放け見る空　永久のはかなさが

(まいながらふればにげるくつおとも)

舞いながら降れば　逃げる靴音も

(ふりさけみるそらとわのはかなさも)

振り放け見る空　永久のはかなさも

(すいこまれきえるあすにむかう)

吸い込まれ消える　明日に向かう

(なつかしいあのひのまぶしさのなかに)

懐かしいあの日の　まぶしさの中に

(きみがいきづいていまもかがやけば)

君が息づいて　今も輝けば

(ふりさけみるそらとわのはかなさが)

振り放け見る空　永久のはかなさが

(まいながらふればにげるくつおとも)

舞いながら降れば　逃げる靴音も

(ふりさけみるそらとわのはかなさが)

振り放け見る空　永久のはかなさが

(かたにふりつもりともにきえようと)

肩に降り積もり　共に消えようと

(なつかしいあのひのまぶしさのなかに)

懐かしいあの日の　まぶしさの中に

(きみがいきづいていまもかがやけば)

君が息づいて　今も輝けば

(ふりさけみるそらとわのはかなさが)

振り放け見る空　永久のはかなさが

(まいながら)

舞いながら…