ゴ/ミ人間、俺

(あのときはごめんねふりまわしてしまって)

あの時はごめんね、振り回してしまって

(わるぎはすこしもなかったの)

悪気は少しもなかったの

(たぶんだけどたぶんだけど)

多分だけど　多分だけど

(あのときはごめんねきずつけたかずだけゆびをおって)

あの時はごめんね、傷つけた数だけ指を折って

(もうたりないもうたりない)

もう足りない　もう足りない

(りょうてじゃおさまらないな)

両手じゃ収まらないな

(しゅうでんでかえさなかったこと)

終電で帰さなかったこと

(てをひきいえにつれこんだこと)

手を引き家に連れ込んだこと

(むりやりくちびるうばったこと)

無理やり唇奪ったこと

(おもってもいないのにすきっていったこと)

思ってもいないのに好きって言ったこと

(だまされたあなたがわるいんだよ)

騙されたあなたが悪いんだよ

(まあだましたおれもすこしはわるいかもねすこしはね)

まあ騙した俺も少しは悪いかもね、少しはね

(だまされたあなたがわるいんだよ)

騙されたあなたが悪いんだよ

(まあゆるしてくれよいまからあえないかい)

「まあ許してくれよ、今から会えないかい？」

(あいないまるまるちゅうになかみないすきをいってみる)

愛ない〇〇中に中身ない好きを言ってみる

(あいたくなったときへんじはかえしてやる)

会いたくなった時、返事は返してやる

(どうしようもないおれにあなたはたぶんほれてる)

どうしようもない俺にあなたは多分惚れてる

(きづかないふりしてる)

気付かないフリしてる

(ちょっとはわるいとはおもってはいる)

ちょっとは悪いとは思ってはいる

(あのときにいったすきなんてせりふも)

あの時に言った好きなんてセリフも

(きみのためなんてうたも)

君のためなんて歌も

(まあいっちゃえばはちわりはうそだったしさ)

まあ，言っちゃえば８割は嘘だったしさ

(でもかんのいいおまえならどうせそんなことは)

でも勘のいいお前ならどうせそんなことは

(うすうすはきづいてたくせに)

薄々は気づいてたくせに

(にわりをしんじたおまえがわるいんだよ)

２割を信じたお前が悪いんだよ

(ほんとうにどこまでもどこまでもどこまでもばかだったな)

本当にどこまでもどこまでもどこまでもバカだったな

(いやでもどうかなよんわりはほんとうだったかもしれない)

いやでもどうかな　４割は本当だったかもしれない

(あのときしぶやでしゅうでんにまにあわせていたら)

あの時渋谷で終電に間に合わせていたら

(あのときおれんちじゃなくてえきまえのほてるにおくりとどけていたら)

あの時俺ん家じゃなくて駅前のホテルに送り届けていたら

(きすもちゃんとおれがことわってたら)

キスもちゃんと俺が断ってたら

(もうちょっとはかわってたかもな)

もうちょっとは変わってたかもな

(しゅうでんでかえさなかったこと)

終電で帰さなかったこと

(てをひきいえにつれこんだこと)

手を引き家に連れ込んだこと

(むりやりくちびるうばったこと)

無理やり唇奪ったこと

(おもいがたりないのにすきっていったこと)

想いが足りないのに好きって言ったこと

(だまされたあなたがわるいんだよ)

騙されたあなたが悪いんだよ

(まあだましたおれもすこしはわるいけどねすこしはね)

まあ騙した俺も少しは悪いけどね、少しはね

(だまされたあなたがわるいんだよ)

騙されたあなたが悪いんだよ

(まあおこんないでよいまからあえないかい)

「まあ怒んないでよ、今から会えないかい？」

(さいていだとかいったって)

最低だとか言ったって

(あなたはそれがすきだったんでしょ)

あなたはそれが好きだったんでしょ

(あなたがかってにすきになっちゃったんでしょ)

あなたが勝手に好きになっちゃったんでしょ

(さいていだとかいったって)

最低だとか言ったって

(じゃああなたはどうしてほしかったの)

じゃああなたはどうして欲しかったの

(なぐさめてやるよいまからあえないかい)

「慰めてやるよ、今から会えないかい？」