文豪ストレイドッグス十六巻

(ちょうかんがめざめたときじけんかいけつをほうこくしますはんにんぜんいんぼくがころす)

長官が目覚めた時事件解決を報告します　犯人全員　僕が殺す

(うきうきおなやみそうだんかーい)

うきうきお悩み相談かーい

(がいぶとのれんらくほうほうがしりたい)

外部との連絡方法が知りたい

(こんなとりひきをしたらしゃちょうにしかられるきがする)

こんな取引をしたら　社長に叱られる気がする

(だめなんだくるしんでるひとをみるとみんなむかしのじぶんにみえる)

駄目なんだ　苦しんでる人を見ると　みんな昔の自分に見える

(あなたはそれでいいとおもう)

貴方はそれで良いと思う

(しゃちょうがそんなこというはずない)

社長がそんな事云う筈ない

(わたしのよさのくんがそんなにおきにめしたかね)

私の与謝野君がそんなにお気に召したかね？

(ありがとうてんしさん)

ありがとう　天使さん

(なにがてんしだよこれじゃころすためになおしてるようなもんじゃないか)

何が天使だよ　これじゃ殺すために治してるようなモンじゃないか

(これがきみのただしさだきみがいてくれてよかった)

これが君の正しさだ　君が居てくれてよかった

(ことわるあたしはめのまえのいのちをたすけたいだけだ)

断る　妾は目の前の命を助けたいだけだ

(まけるってのはにんげんのけんりだなのにあたしがまけをうばっちまった)

「負ける」ってのは人間の権利だ　なのに妾が「負け」を奪っちまった

(きみをてんしだといったろうでもきみはそれいじょうだきみはせんじょうにくんりんするしのてんし)

君を天使だと云ったろう？でも君はそれ以上だ君は戦場に君臨する「死の天使」

(きみはただしすぎる)

君は正しすぎる

(あたしのいのうはいのちをかんたんにすくうだからあたしのまわりではいのちのねだんがやすくなる)

妾の異能は命を簡単に救う　だから　妾の周りでは命の値段が安くなる

(きみはたんていしゃにはいれいのうがほしいんじゃないほしいのはそのやさしさだ)

君は探偵社に入れ　異能が欲しいんじゃない　欲しいのはその「優しさ」だ

(のうりょくなんてなくたっていいそのかなしみにかちがあるんだよ)

能力なんて無くたっていい　その悲しみに価値があるんだよ

(おれはつよいがわかちそうながわにつくおとこだそしてこのしょうぶたんていしゃがかつ)

俺は強い側　勝ちそうな側につく男だ　そしてこの勝負　探偵社が勝つ

(やくそくしてくれだれがいきのこってもたんていしゃさいけんにいのちをかけると)

約束してくれ　誰が生き残っても　探偵社再建に命を懸けると