今夜は眠るまで / 阿部真央

(じゆうなあなたがすきだけど)

自由な貴方が好きだけど

(たまにはここにもかえってきてほしい)

たまにはここにも帰ってきて欲しい

(あけがた５じげんかんのどあをみる)

明け方５時　玄関のドアを見る

(くせはもうぬけなくなった)

癖はもう抜けなくなった

(あなたはわたしのこどもじゃないんだから)

貴方は私の子供じゃないんだから

(なんならとしうえなんだから)

なんなら歳上なんだから

(こんなことじゃこまるのだけど)

こんな事じゃ困るのだけど

(はぐらかすえがおがかわいくて)

はぐらかす笑顔が可愛くて

(いとしいからよわっちゃって)

愛しいから弱っちゃって

(まただきよせてしまうの)

また抱き寄せてしまうの

(あぁこんやはねむるまでそばにいてほしいの)

あぁ　今夜は眠るまで側にいて欲しいの

(きづけばあなたがいないあさなど)

気づけば貴方がいない朝など

(もうこなくていいんだよ)

もう来なくて良いんだよ

(あぁこいはいつだってわたしをよわくして)

あぁ　恋はいつだって私を弱くして

(むだにつよくこのばにたたせるの)

無駄に強くこの場に立たせるの

(そろそろぐっすりねむりたいよ)

そろそろぐっすり眠りたいよ

(ともだちには「やめな」っていわれるのが)

友達には「やめな」って言われるのが

(わかるからいえないでいるの)

分かるから　言えないでいるの

(わたしだけはとくべつになれるって)

私だけは特別になれるって

(ばかだけどいいきかせている)

馬鹿だけど言い聞かせている

(ほしいのはぬけがらのふくじゃなく)

欲しいのは抜け殻の服じゃなく

(むきしつなへやじゃなく)

無機質な部屋じゃなく

(あたたかいそのせなかで)

暖かいその背中で

(まぶたがあつくいたくなるほど)

瞼が熱く痛くなるほど

(まくらおしつけるけど)

枕押し付けるけど

(なみだはとまることなく)

涙は止まることなく

(あぁこんなのだめだってわかってはいるけど)

あぁ　こんなのダメだって分かってはいるけど

(こころが「あなたしかいないんだ」とさけんでうるさいよ)

心が「貴方しかいないんだ」と叫んでうるさいよ

(あぁこいはいつだってあまいくさりだね)

あぁ　恋はいつだって甘い鎖だね

(いきもできぬほどしばられてるの)

息も出来ぬほど縛られてるの

(まだこのてだけははなさないで)

まだこの手だけは離さないで

(こんやはだれをおもうの？)

今夜は誰を思うの？

(あなたのこころにわたしはいる？)

貴方の心に私は居る？

(あぁこんやはねむるまでそばにいてほしいの)

あぁ　今夜は眠るまで側にいて欲しいの

(きづけばあなたがいないあさなど)

気づけば貴方がいない朝など

(もうこなくていいんだよ)

もう来なくて良いんだよ

(あぁこいはいつだってわたしをよわくして)

あぁ　恋はいつだって私を弱くして

(むだにつよくこのばにたたせるの)

無駄に強くこの場に立たせるの

(そろそろぐっすりねむりたいよ)

そろそろぐっすり眠りたいよ