この涙を知らない / 片平里菜

(そばにいるのにたいくつしてるの)

そばにいるのに　退屈してるの

(てれびけして)

テレビ消して

(いますぐおどけてわらわせてよ)

今すぐおどけて笑わせてよ

(なまえでよんで)

名前で呼んで

(めんどうだっていわないで)

面倒だって言わないで

(だからけっしてよわねははけないのよ)

だから決して弱音は吐けないのよ

(あなたにいつもわらってたいのに)

あなたにいつも笑ってたいのに

(わたしよりもあのこはつらいから)

わたしよりもあの子は辛いから

(ほっとけないんだといった)

ほっとけないんだと言った

(わたしよりもあのこはよわいから)

わたしよりもあの子は弱いから

(まもってあげたいんだといった)

守ってあげたいんだと言った

(あなたはなにもわかってないじゃない？)

あなたは何もわかってないじゃない？

(このなみだをしらない)

この涙を知らない

(ねえどこにいくの？)

ねえどこに行くの？

(なんじにかえってくるの？)

何時に帰ってくるの？

(わたしをみていますぐあんしんさせてよ)

わたしを見て　今すぐ安心させてよ

(いそがしんだとごまかしたりしないで)

忙しんだと　ごまかしたりしないで

(どんなにおいをつけてもどってくるんだろう)

どんな匂いをつけて戻ってくるんだろう

(つくりわらいはもうくずれそうよ)

作り笑いはもう崩れそうよ

(わたしのてをあなたがにぎるから)

わたしの手をあなたが握るから

(しあわせだなぁってわらった)

幸せだなぁって笑った

(あなたわたしのてをやさしくひきながら)

あなた　わたしの手を優しく引きながら

(しあわせになろうといった)

幸せになろうと言った

(あなたはなにもおぼえてないじゃない？)

あなたは何も覚えてないじゃない？

(このなみだはみせない)

この涙は見せない

(そばにいるのにたいくつしてるの)

そばにいるのに退屈してるの

(ねえなまえでよんで)

ねえ名前で呼んで

(であったあのころのように)

出会ったあの頃のように

(おどけてわらわせてよ)

おどけて笑わせてよ

(わたしのてをあなたがにぎるから)

わたしの手をあなたが握るから

(しあわせだなぁってわらった)

幸せだなぁって笑った

(わたしのてをやさしくひきながら)

わたしの手を優しく引きながら

(しあわせになろうといった)

幸せになろうと言った

(なのに)

なのに

(わたしよりもあのこはつらいから)

わたしよりもあの子は辛いから

(ほっとけないんだといった)

ほっとけないんだと言った

(わたしよりもあのこはよわいから)

わたしよりもあの子は弱いから

(まもってあげたいんだといった)

守ってあげたいんだと言った

(あなたはなにもわかってないじゃない？)

あなたは何もわかってないじゃない？

(このなみだをしらない)

この涙を知らない