空からブタが降ってくる 山本正之

(ぶたぶたぶたぶたぶたぶたぶた)

ブタブタブタブタブタブタブタ

(ぶたぶたぶたぶたぶたぶたぶた)

ブタブタブタブタブタブタブタ

(のうあるぶたははなかくす)

能あるブタはハナかくす

(ぶたもおだてりゃきにのぼる)

ブタもおだてりゃ木に登る

(なくことぶたにはかてやせぬ)

泣く子とブタには勝てやせぬ

(ぶたもあるけばとんかつにあたる)

ブタも歩けばトンカツにあたる

(ぶたのせいくらべ)

ブタのせいくらべ

(なきっつらにぶた)

泣きっつらにブタ

(ぶたのひやみず)

ブタの冷や水

(ぶたのくぎ)

ブタのクギ

(はいぶたぶたぶたぶたぶた)

ハイ ブタブタブタブタブタ

(そらからぶたがふってくる)

空からブタが降ってくる

(とぶぶたおとすいきおいでぶた)

飛ぶブタおとす勢いで ブタ

(ぶたとけんかはえどのはな)

ブタとけんかは江戸の花

(よわいぶたほどよくたべる)

弱いブタほどよく食べる

(ぶたにひかれててらまいり)

ブタにひかれて寺参り

(ぶたはみちづれよはなさけ)

ブタは道づれ世は情け

(うのめぶたのめ)

ウの目ブタの目

(ぶたでたいをつる)

ブタで鯛をつる

(ぶたはいなもの)

ブタは異なもの

(ぶたとすっぽん)

ブタとすっぽん

(はいぶたぶたぶたぶたぶた)

ハイ ブタブタブタブタブタ

(そらからぶたがふってくる)

空からブタが降ってくる

(かってこぶたのおをしめよぶた)

勝って小ブタの尾を締めよ ブタ

(いどのぶたはうみしらず)

井戸のブタは海しらず

(ぶたはこつぶでちょっとからい)

ブタは小つぶでちょっとカライ

(ぶたのみちはぶたがしる)

ブタの道はブタが知る

(ぶたがかわればしなかわる)

ブタが変われば品かわる

(ぶたのみみにねんぶつ)

ブタの耳に念仏

(ぶたもきからおちる)

ブタも木から落ちる

(ぶたにこばん)

ブタに小判

(ぶたにしんじゅ)

ブタに真珠

(はいぶたぶたぶたぶたぶた)

ハイ ブタブタブタブタブタ

(そらからぶたがふってくる)

空からブタが降ってくる

(とんでひにいるなつのぶた)

とんで火に入る夏のブタ

(はいぶたぶたぶたぶたぶた)

ハイ ブタブタブタブタブタ

(そらからぶたがふってくる)

空からブタが降ってくる

(ぶたはかれのをかけめぐるぶた)

ブタは枯野をかけめぐる ブタ