好きだよ好きでした／伊神海月

(すきだよ)

好きだよ

(まどぎわでそとをうらやましそうにみてる)

窓際で外を羨ましそうに見てる

(きみのよこがおをみてる)

君の横顔を見てる

(きみがみたがってたあのなつのせいざ)

君が見たがってたあの夏の星座

(こんやはとてもきれいにみえるよ)

今夜はとてもきれいに見えるよ

(きみのくるしみはぼくのくるしみだからさ)

君の苦しみは僕の苦しみだからさ

(つらくなるまえにたよってって)

辛くなる前に頼ってって

(かっこつけたせりふ)

カッコつけたセリフ

(あれかっこよかったからもういちどあらわれて)

あれかっこよかったからもう一度現れて

(てれくさいなってわらって)

照れくさいなって笑って

(まあいやがるんだろうけど)

まあ嫌がるんだろうけど

(おもいでのなかのきみがまたわたしのせなかをおすんだ)

思い出の中の君がまた私の背中を押すんだ

(きみならやれるってぼくはそうおもってるって)

君ならやれるって僕はそう思ってるって

(てきとうにかいたかしもださくのめろでぃも)

適当に書いた歌詞も駄作のメロディも

(きみがうたうからうつくしいよ)

君が歌うから美しいよ

(すきだよすきだよ)

好きだよ好きだよ

(いえばよかったな)

言えばよかったな

(すきだよすきだよ)

好きだよ好きだよ

(いえなくなるまえにいえばよかったな)

言えなくなる前に言えばよかったな

(まっしろなせかいにとりのこされたきみに)

真っ白な世界に取り残された君に

(わたしのたいおんをすこしわけてあげるよ)

私の体温を少し分けてあげるよ

(きみがみたがってたあのなつのせいざ)

君が見たがってたあの夏の星座

(ごめんねうまくしゃしんにうつらないや)

ごめんねうまく写真に写らないや

(わたしのくるしみがきみのくるしみならば)

私の苦しみが君の苦しみならば

(どうしてきみはさきにいってしまうの)

どうして君は先に往ってしまうの

(きみだけかっこつけてずるいな)

君だけかっこつけてずるいな

(いなくなっちゃうなんてほんとずるいよな)

居なくなっちゃうなんてほんとずるいよな

(すきだよすきだよ)

好きだよ好きだよ

(いえばよかったな)

言えばよかったな

(すきだよすきだよ)

好きだよ好きだよ

(いえなくなるまえにいえばよかったな)

言えなくなる前に言えばよかったな

(すきだよすきだよ)

好きだよ好きだよ

(すきだよすきだよ)

好きだよ好きだよ

(すきでしたありがとう)

好きでしたありがとう