１７　TOMOO

(だれもいないろじみおろしたふるいびるの)

誰もいない路地 見下ろした古いビルの

(くらいろうかにしみついたゆめのにおい)

暗い廊下に 染みついた夢の匂い

(くたびれたえれべーたーくだってひらいたら)

くたびれたエレベーター 下って開いたら

(みおぼえのありすぎるうしろがみ)

見覚えのありすぎる後ろ髪

(せぶんてぃーんあいすたべてさきみがまってた)

セブンティーンアイス食べてさ 君が待ってた

(くらいびるのでぐちでずっとまっていた)

暗いビルの出口でずっと待っていた

(きいてないよ、なんてさにじむかすれこえ)

聞いてないよ、なんてさ にじむ掠れ声

(しょうねんみたいなかたにぎゅっとだいぶして)

少年みたいな肩に ぎゅっとダイブして

(とおくちかくできこえてたむしのうたと)

遠く近くで 聞こえてた虫の歌と

(まわりみちしたね　ひとよりもすこしだけさ)

回り道したね  人よりも少しだけさ

(たがいちがいのむかしばなしきみにあんこーる)

互い違いの昔話 君にアンコール

(はにかんだかげぼうしみえそうで)

はにかんだ影法師 見えそうで

(せぶんてぃーんあいすとけてさのこるしろいしみ)

セブンティーンアイス溶けてさ 残る白い染み

(こどもどうしにかえってくみちのめじるし)

子供同士にかえってく道の目印

(１７さいのころにさきみにであっても)

17歳の頃にさ 君に出会っても

(きっとすきになったよぎゅっといめーじして)

きっと好きになったよ ぎゅっとイメージして

(おいてきちゃったいつかのながいながいゆめ)

置いてきちゃったいつかの長い長い夢

(くぐりぬけるときにはとなりで)

くぐり抜けるときには隣で

(せぶんてぃーんあいすたべてさきみがまってた)

セブンティーンアイス食べてさ 君が待ってた

(くらいびるのでぐちでずっとまっていた)

暗いビルの出口でずっと待っていた

(きっといくつになってものこるしろいはね)

きっといくつになっても残る白い羽

(しょうねんみたいなかたにぎゅっとだいぶした)

少年みたいな肩に ぎゅっとダイブした

(しょうねんみたいなきみをずっとおぼえてる)

少年みたいな君をずっと覚えてる