ペルソナアリス/ハチ(米津玄師)
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歌詞(問題文)
(みなもにうつるのはがらすだまのあおいひとみをしたわたしのかお)
水面に写るのは硝子玉の 青い瞳をした仮面の顔
(しずんだとうだいはあわくゆらぎひそやかなこえ)
沈んだ灯台は淡く揺らぎ 密やかな声
(だれもわたしのことしらないからわたしはだれのこともしらないの)
誰も私の事知らないから 私は誰の事も知らないの
(まるいとけいはりはじゅうごをさしさかさまになる)
丸い時計 針は十五を指し 逆さまになる
(さけぶわ)
サケブワ
(へんじはないのかなにもきこえない)
返事は無いのか何も聞こえない
(わらうわ)
ワラウワ
(うかべたところでだれにもみえないの)
浮かべた所で誰にも見えないの
(それはまるでゆめのなかで)
それは まるで 夢の中で
(うさぎをおいかけてあなにおちたあのしょうじょのようだ)
ウサギを追い掛けて穴に落ちた あの少女の様だ
(えしらえしら)
エシラ エシラ
(まっさかさまになる)
真っ逆様になる
(みなものわたしはどうしてかとても)
水面の仮面はどうしてかとても
(かなしそうで)
悲しそうで
(あおいろうかぶかねのふうせん)
青色 浮かぶ 鐘の風船
(まどろみあぶらえのぐのなか)
まどろみ 油絵の具の中
(くだけたかえるいしにかわり)
砕けた カエル 石に変わり
(だれかがわらったようなきが)
誰かが笑った様な気が
(かなしくないわだってほらら)
悲しくないわ だってホララ
(ふうせんよりみがるなきぶんだわ)
風船より身軽な気分だわ!
(ぬいつけられたみなものすがた)
縫い付けられた 水面の姿
(ほんとにそうかとといただす)
「ホントにそうか?」と問いただす
(ないてる)
ナイテル
(みなぞこよどむきぎのえだずっと)
水底澱む木々の枝ずっと
(きこえる)
キコエル
(どこからともなくきらめくすずのねが)
何処からともなく煌めく鈴の音が
(それはとてもせわしくわらい)
それは とても 忙しく笑い
(しきりにとけいをみてはしりまわるあのうさぎのようだ)
しきりに時計を見て走り回るあの ウサギの様だ
(えしらえしら)
エシラ エシラ
(ないてるのはだれだ)
泣いてるのは誰だ?
(みなものわたしがいたずらにそっと)
水面の仮面がイタズラにそっと
(ささやいた)
ササヤイタ
(やすいことばをあなたはいう)
安い言葉をアナタは言う
(わたしはわらうわたしはわらう)
私は笑う 仮面は嘲笑う
(なにひとつしらないくせに)
何一つ知らないクセに
(どうせわすれてしまうくせに)
どうせ忘れてしまうクセに
(くらいみなもにあしをつける)
暗い水面に足をつける
(わたしはかんきのこえでいう)
仮面は歓喜の声で言う
(はろーはろーまっていました)
「ハロー!ハロー!待っていました!」
(なみをよんでわらっていた)
波を呼んで笑っていた
(あたたかいてがわたしをとり)
暖かい手が私をとり
(わたしとかめんをひきさいた)
私と仮面を引き裂いた
(ぬくもりのなかひかりをさがしたけど)
温もりの中 光を探したけど
(なにもみえない)
何も みえない
(それはとてもすてきなもの)
それは とても 素敵なもの
(おそろしいさいばんからめがさめたあのしょうじょのようだ)
恐ろしい裁判から目が覚めた あの少女の様だ
(えしらえしらはもういないのよ)
エシラ エシラはもういないのよ
(みなぞこしずむとうだいとともにゆめをみる)
水底沈む灯台と共に 夢を見る
(ゆがむいろもかたちもすべて)
歪む 色も 形も全て
(なくしたかわりにうけとったこのてのぬくもりを)
無くした代わりに受け取ったこの手の 温もりを
(まっさかさまになる)
真っ逆さまになる
(みなもにうつるのはおそらくもう)
水面に写るのは恐らくもう
(わたしだけ)
私だけ